最近のITの進歩は、光ファイバー、IP電話、テレビ電話といった具合に目覚しいものがありますね。 このITの波は、精神医療の世界にも電子カルテ、ネット予約などといった形で及んでいますが、この度、テレビ電話で専門家とカウンセリングという試みも始まりました(「心の病」テレビ電話相談のNPO)。そこでは、契約した学校や会社にテレビ電話を設置され、生徒や社員は、臨床心理士や精神科医などの専門家と画面を通じてカウンセリングを受け、治療が必要な場合は医療機関を紹介されるというものです。なお、電話の設置代や加入契約料など初期費用として約15万円が必要で、その後は、教職員・生徒や社員の総数に30円をかけた月額使用料が請求されます。

ところで、精神科を受診するとなると、どうも敷居が高く、気軽に精神科のドアをたたきにくいという方もいらっしゃいますが、そういう方には、このニュースは朗報ではないでしょうか。気分の落ち込み、不眠といったうつ症状が出現しても、行きづらいといって、受診を延ばしていると、うつ病をこじらせてしまいがちです(うつ病は放置しては危険!)。いったん、こじらせるせてしまうと回復するまで、治療に時間もコストもかかってしまいますので、早期発見がとても重要です。

また、ご家族など、周囲の方が本人に、精神科受診をすすめても、ご本人が嫌がられるケースも少なくありません。無理につれていくわけにもいかず、なかなか適切なサポートが受けられません。例えば、お子様が学業不振、友人関係のトラブルといた理由から引きこもりになられたとします。親御さんは心配されて、精神科や相談所を受診するように薦めても、ご本人は頑として、拒まれるかもしれませんが、その点、テレビ電話相談なら、ご自分の部屋から気軽に出来ますので、より良いマネージメントが可能になると思われます。

今の厳しいご時世では、一人一人がプロフェッショナルという意識が必要とよく言われています。プロのスポーツ選手には、フィジカル面のサポートをするトレーナーが欠かせませんが、ビジネスマンにも、メンタル面のサポートが必要かもしれません。テレビ電話は、気軽にそういう機会を提供する手段となり得ますね。

上記のNPOの連絡先はTel:052-204-2822です。




<AllAbout 関連サイト>
もしかして私はうつなの?---うつ病のチェックリストはこちらでどうぞ。
朝日を浴びて気持ちのよい一日を---季節型うつ病についての記事です。
うつ病リンク集---うつ病の治療、症状についてのリンク集です。
心理カウンセリングリンク集