皮膚・爪・髪の病気/ニキビ・シミ・しわ・乾燥肌・紫外線対策

冬場の乾燥の正しい乗り切り方

乾燥の季節がやってきました。喉が痛い、咳が出る、乾燥肌でカサカサ…。正しい保湿や加湿の方法をご存知ですか? 今回は濡れタオルと観葉植物を使った健康によい加湿方法をご紹介します。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

湿度と温度が高過ぎるとカビが心配!

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結露するようだと湿度が高すぎ?
冬場の室温と湿度は、どれくらいに設定すれば良いのでしょうか? 寒くて乾燥する季節なのだから、温度も湿度もなるべく高い方がよい、というのは誤り。

インフルエンザウイルス対策を考えると、温度も湿度も高いほうがよいのですが、高温多湿の室内環境はカビの原因にもなって危険です。カビ対策を考えるとあまり温度を上げずに湿度も低めが良いことになります。インフルエンザとカビの両方を考えると、湿度50%、温度20℃をキープすることが一つの理想的な数値となります。

超音波式加湿器は危険?

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超音波式加湿器は微生物もばらまきます!
超音波式加湿器は買い替えましょう」で取り上げたように超音波式加湿器には問題があります。メリットも大きいのですが、水の中の大きな粒子を空気中にばらまいてしまうというデメリットもあるからです。カビの場合はアレルギーの原因の一つになるだけですが、最近の報告では、超音波式加湿器が肺炎の原因となるレジオネラ菌を放出して使用していた人が肺炎で死亡した報告があります。

湿温度計で湿度を計ろう!

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湿温度計はインテリア!
室温は測定しなくても、ある程度は体感温度で分かりますね。一方、湿度は以外と分からないものです。

加湿する必要があるか判断するために、まずは加湿したい部屋の湿度を測定しましょう。湿温度計にはアナログ表示とデジタル表示のものがありますが、性能には大きな差はないのでインテリアとしてデザイン重視で選ぶ事をお薦めします。湿度、温度に加えて時間表示があると時計やカレンダーとしても使えます。生活の中で役に立って目にする機会が多い分、湿度管理も自然とできるようになります。

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