むくみとは

ソファでうつ伏せになる女性の足

むくみ解消には日々のケアが大切になります

朝起きると顔がパンパン、夜になると靴がきつい……。むくみはだれでも経験したことがあると思います。では、「むくみ」とはそもそも何でしょうか?

簡単にいうと、「むくみというのは皮下に余計な水分がたまってしまった状態のこと」。



皮下には毛細血管と細胞、リンパ管があって、血管から細胞へは養分や酸素が、細胞から血管、リンパ管へは老廃物がやり取りされています。これらのやり取りが上手くいかなくなって細胞間に余計な水がたまってしまう、これがむくみの正体です。

むくみの原因・むくみを引き起こす病気

細胞間液を増やすことは、全てむくみの原因になると言えます。身近な具体例として、いくつか挙げてましょう。
  • インスタント食品などでの塩分の摂りすぎ……血管の外に水が染み出してしまうとイメージしてください
  • 座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢で長時間いること……水が一定のところに溜まってしまうイメージです。 ちなみに夕方足がむくむのは夜になるとだんだん重力で水が足のほうに溜まってくるため。朝、顔がむくむのは重力で水が全身に均等に分配されるからです。)
  • 冷え、血行不良など
  • 運動不足を含む新陳代謝の低下
  • ホルモンの影響……月経が始まる前の一週間ぐらい、ホルモン濃度の関係でむくむ人が多いです
  • ビタミン、ミネラル不足……特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなど
なお、女性は男性より筋肉が少ないので基礎代謝も少なく、足から血も心臓に帰ってきにくいため、一般的に男性よりも女性のほうが脚のむくみの訴えが多いということになります。

また、心臓病や腎臓病、薬の影響でむくむことがありますので、あまりにひどい場合はお医者さんに相談してみてください。詳しくは、病のサイン?見逃してはいけない足のむくみ」や「顔色・むくみからわかる病気のサイン」をご覧下さい。

病院での検査は? 医学的なむくみの診断法

脚のすねの内側(骨の真上)をぐっと指で押してみてください。これで指の跡がくっきりくぼみになって残って、へっこまなければ医学的に「むくみ」と診断されます。ですから多くの人は美容的にはむくみが気になっていても、「医学的には」むくんでいないことが多いのです。

最後に、顔・足のむくみ解消法をご紹介します。

顔・足のむくみ解消法

医学的には問題がないものでも、むくみを解消したいと思う人は多いようです。上記のメカニズムと原因を理解した上で、手軽にできることを覚えておくとよいかもしれません。
  • マッサージでほぐす
  • お風呂などでよく温める
  • むくみが気になる部分を上げる(単純ですが、例えば脚がむくんだら脚をあげるなどです)
  • 一定の姿勢をとらないようにし、こまめに体をうごかす
  • 顔のむくみには冷水・温水で交互に顔を洗うなどとにかく血行改善する
  • 運動して筋肉、基礎代謝を上げる
  • ビタミン、ミネラルをきちんと取る(特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなど)
とくに月経前にむくむ方には、ビタミンB6が有効という報告もあります。ビタミンB6の女性の一日摂取量の目安は 1.2mgです(上限は1日100mgですのでかなりの幅がありますね) 。

むくみ解消に効果が期待できる食べ物

  • 利尿作用のあるウリ科の食べ物:すいか、きゅうり、冬瓜など
  • カリウムを多く含む食べ物:バナナなど
  • ビタミンB1を多く含む食べ物:豚肉、豆腐、小豆、かぼちゃなど(特にあずきは、利尿作用のあるサポニンが多く含まれているので昔からむくみに効果的と言われています)

いったんむくむと細胞への養分の取り入れや、老廃物の排出が上手くいかなくなり、さらにむくみが悪化しやすくなるようです。
むくみは慢性化しやすいので、美容的な面でも気になる方は、上記のちょっとした生活習慣やコツを押さえて、上手に対策するようにしましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。