コーヒーとがんの意外な関係
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朝の目覚めの一杯に始まって、お昼に職場で頂く一杯。そして、夕食後に楽しむ一杯と、私達の生活の様々なシーンにコーヒーは登場します。そのコーヒーとがんの意外な関係をご存知でしょうか? |
私のお気に入りは、大きめのカップに豆乳をたっぷり入れて飲むバージョン。子供たちからすると、「真っ黒くて苦い飲み物に、豆乳を入れるなんて!」というところなのでしょうが、私にとっては、楽しみな習慣になっています。
もう、20年以上飲んでいるコーヒーとがんとの関係となると、私もちょっと気になります。
今回は、コーヒーとがんの意外な関係について、最新の情報を交えてご説明したいと思います。
1日3杯以上コーヒーを飲む女性は……
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厚生労働省の研究班による調査で、1日に3杯以上コーヒーを飲む習慣のある女性は、子宮体がんになるリスクが低くなるという結果が報告されました。 |
ちなみに、毎日1~2杯というグループでも子宮体がんのリスクが、約4割減少していました。
この研究班は、喫煙や食生活とがんの発生との関連を大規模な調査で研究しているグループですが、今までにも、コーヒーを3杯以上飲む女性のグループは、週に2日以下のグループと比較して、浸潤結腸癌になるリスクが約4割になるという研究結果を報告しています。
同じ研究班の調査結果で、肝臓がんとコーヒーとの関係に関するものがあります。この結果では、男女を問わず、コーヒーを飲む習慣がない方に比べ、肝臓がんのリスクは毎日1-2杯のむ方では、約半分に、毎日5杯の方では約1/4に減少することが報告されています。
いずれも、信頼できる機関から発表されているデータですので、コーヒー党でない方にとっても、気になるデータかも知れませんね。
次のページでは、コーヒーとがんの研究結果についての考え方ご説明します。