掲示板を見ていると、人物名や会社名など固有名詞を出して質問したり意見を述べているのを見ることがあります。多分これを書き込んだ人は、自分の発言がどういった事態を引き起こすか気づいていないか、よほどの悪意を持った人でしょう。今回はちょっと変わった切り口で解説してみます。

●駅前の大通りで名指しされたら

ここは北九州市小倉の駅前です。
私とまったく関係のない、見ず知らずの人が大きな声で叫びました。

「美縞サンは出ベソなんですか?」

これを聞いた人のうち、52パーセントは「美縞って出ベソなんだ」と思いました。そして33パーセントの人は、「美縞って出ベソなのかな」と疑問を抱きました。10パーセントの人は「ホントに美縞が出ベソかどうかなんて分からないよ」と思い、残りの5パーセントは「興味ないわ」と無視しました。

叫ばれたのは“質問”であったのに、85パーセントの人が「美縞は出ベソ」という情報が頭にインプットされました。これではウソの情報なので私は不愉快です。そこで私がその場へ行って叫びます。

「美縞は出ベソじゃないっ!!!」

さて、どのくらいの人が信じてくれるでしょうか? 
まず私を「美縞本人だ」と判断してくれる人は1パーセントもいないでしょう。そして大半が「アナタは美縞のヘソを見たことがあるのか?」と疑念を抱き、こう言うのです。

「美縞が出ベソじゃないと証明できるのか?」

私は美縞本人ですので、証明しようとします。でも駅前でオナカを出しておヘソを見せてまわるのは恥ずかしいので、おヘソの写真を掲げました。すると次にこう指摘されます。

「それは美縞のヘソではないかもしれない。
確かに美縞のヘソであるという証拠を見せろ!」


ここまで言われると、私は天下の往来でオナカを見せるしかありません。思い切って出ベソでないおヘソをババンと披露しました。ところが、

「お前が美縞だと、どうやって証明するのか?」

と突っ込まれてしまいました。
これで私は、お手上げです。美縞はペンネームですので、所持している健康保険証にも運転免許証にもパスポートにも「美縞」の名前はありません。結果として私は本人でありながら、自分が美縞だと証明することも、出ベソじゃないと集まった人たちに納得させることもできないまま、悔し涙にくれながら家に逃げ帰ることになりました。

そうして・・・・