起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

心を伝える年賀状、4つのマナー

今年も年賀状の季節がやってきました。心を込めたメッセージを添えて、新年のご挨拶を送りましょう。ただし、心無い年賀状や失礼な賀状になっては逆効果です。気をつけたい年賀状のマナーを特集します。

執筆者:塚田 祐子

年賀状のマナー
 
今年も残すところ1ヶ月となりました。年末と言えば、年賀状。日頃お世話になっている方へ、逆になかなかお目にかかれない方へ、心を込めたメッセージを添えて、新年のご挨拶を送りましょう。年賀状は、フリーランスにとっては、重要な営業活動であることをお忘れなく。取引先の担当者や仕事仲間のみなさんへ日ごろの感謝と、新年のご挨拶は欠かせません。ただし、出せばいいというわけではありません。心無い年賀状やマナー違反の賀状では、返って逆効果です。そこで、気をつけたい年賀状のマナーについてお届けします。


マナーその1:宛名の書き方

これは、年賀状に限ったことではありませんが、「様」と「役職名」と「御中」の書き方、大丈夫ですか。個人宛は「様」、役職名を付ける場合も、会社名、役職名、個人名で様を付けます。「御中」は会社名や部署名で出す場合です。ただし、年賀状は、パーソナルな書簡です。新年のご挨拶は、一人一人へ送るのがマナーです。たとえ取引先への年賀状でも、御中は避けましょう。それぞれのお名前で送るようにします。実は、御中で送った年賀状は、総務や各部署止まりとなり、結局誰にも読まれないということがあります。

マナーその2:文面に一言添える

年賀状の文面には、古くからの慣わしがあります。「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」などの賀詞に始まり、挨拶やお世話になっているお礼などを述べて、相手の1年の幸福や健康を祈願する言葉で締めくくります。取引先や目上の方に出す年賀状は、特に敬語に注意しましょう。文面と言っても、会社で印刷をした年賀状にゴム印で自分の名前を押しただけで投函。これでは、あまりにも儀礼的です。既成の年賀状を使うにしても、手書きで一言添えましょう。印刷してある言葉をそのまま手書きしただけでも、プリントの文字と直筆では、全然印象が違います。

■年賀状の基本形
1.賀詞: 「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」など
2.相手へのお礼の言葉: 「旧年中は大変お世話になりました。」
3.自分の近況を伝える言葉: 「※近況報告を書き添えます。」
4.相手の幸福や健康を祈る言葉: 「ご健康とますますのご活躍をお祈り申し上げます。」
5.日付: 平成○○年 元旦

しばらくご無沙汰している方には、自分の近況を添えると、それが切っ掛けになって、久々に交友を暖めることになったりします。たとえ1年に1回の往復書簡であっても、人と人の繋がりを大事する心が伝わります。

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