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1年間の収支で、どのくらい利益が出たかを計算!

個人事業主の事業年度は、1月から12月までです。年が明けたら、1年間の売上と経費を集計して、決算を行います。その結果、どのくらいの利益が出たかを確認します。この利益が所得金額となって、所得税の課税対象額となります。

青色申告をする場合には、決算書として「損益計算書」と「貸借対照表」を作成します。
損益計算書:(年間売上-年間経費)で「年間利益」が分かります。
貸借対照表年度末の時点の資産額(現金、預金、売掛金、固定資産)と、その資産の出所(他人からの借金、自分のお金、1年の利益)を表し、期首(1月時点)と比較すると「資産の増減」分かります。

パソコン会計ソフトで帳簿をつけると、日々入力してきたデータに、減価償却費を追加すると、決算処理の準備はOKです。あとは、パソコンソフトが、決算書を作成してくれますが、それらの計算書がどのような仕組みで出来上がるのかを、理解しておきましょう。

■決算書ができるまでのプロセス
1.勘定科目によって、仕事の取引を帳簿へ記録していくと、次の5つのグループに分類されていきます。(※複式簿記で記帳した場合です。)
資産:現金、預金、売掛金、10万円以上の物品
負債:未払金、借入金
資本:開業資金・運転資金(※個人の資産によるもの)
費用:経費
収益:売上

2.5つの分類の関係は、次のようになります。

複式簿記

3.貸借対照表:資産=負債+資本+利益

貸借対照表


4.損益計算書:利益=収益-費用

損益計算書


決算をしたら、確定申告を行います。次ページへ続きます>>