山田雅彦さんのお名前を最初に拝見したのは、日経BP社が運営する「SmallBiz(スモールビズ)」(※現「日経ベンチャー経営者クラブONLINE」)の連載コラム「儲けてナンボ!電子商店」でした。そして、昨年。ネットショップの関連本を次々に出版されて、3冊ともベストセラーに!

フリーのSEから法人化を果たし、“ネットショップのオンリーワン戦略ならこの人に聞け!”というポジションを確立された山田さん。そこで、現在の地位をどうやって築いてこられたのか、そこに秘められたネット活用のノウハウまでを、伺ってきました。

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自分のスキルをネットでアピールする手段を考えた!
初めは、プロモーションのために「本」を書いた
儲かるネット副業 成功への5ステップ
商品化しだいでは、自分の作品も売れる
取材後記

プロフィール

山田雅彦
 
1962年生まれ。総合電機メーカー系ソフトハウスに5年間勤務した後、フリーのシステムエンジニア、コンサルタントとして独立。2000年3月に有限会社サーブを設立。買物情報の口コミサイト「買物じょうず」プロジェクト主催。ITコンサルティングに加え、口コミサイトやオンラインショップの実務(企画・構築・運営)を通して得られたノウハウをもとに、一般企業のネット活用やネットショップのコンサルティングを行う。雑誌等への執筆多数。著書に「これがバカ売れネットショップだ!」、「バカ売れオンラインショップの作り方」(共に翔泳社)、「儲かるネット副業 成功への5ステップ」(ソシム)、「中小企業のためのeビジネスサイト立ち上げガイド」(すばる舎)等がある。

自分のスキルをネットでアピールする手段を考えた!

---フリーから会社を作られて本を出版されるまでの経緯を、簡単にお伺いできますか?

私は、どちらかというと初めから独立志向でした。会社を辞めてフリーになったのは、社員でいるより多くの収入が得られるので、会社を作るための資本金が早く貯まると思ったからです。そして、2000年3月に、システム開発とシステムコンサルティングの会社として法人成りを果たしました。

会社を作って、普通は自分で営業をしていくのでしょうが、私は、フリーの頃も含めて営業をやった経験は一切無し。専門の営業マンが活躍するシステム業界の中で、付け焼刃でなんとかなるとも思っていませんでしたので、営業をしなくても仕事がとれる方法を取りました。

具体的には、売りたいシステムの見本をネットへ公開するということ。システム的にレベルが高くて、注目を浴びるサイトを作っておけば、それを見て、ウチにもこんなのが欲しいとか、この技術があるのなら、こういうものを作って欲しいとか、注文があると思ったわけです。その見本が、「買物じょうず」だったのです。

そして次は、その見本サイト(買物じょうず)の広報宣伝が必要ということで、側面支援するカタチで、メルマガを発行しました。それが、「ホントに実践!インターネットマーケティング」(※まぐまぐまぐの殿堂入りメルマガ)です。その第1号(2000/05/29)にも正直に書いてありますが(笑)、実は、モーニング娘のプロモーション手法を参考にしました。オーデションからデビューまでの努力や涙を逐一テレビで追いかけ、その泥臭い部分に共感や親近感を持たれたように、「買物じょうず」の裏側をメルマガでさらけ出すことで話題をとろうという手法ですね。

今は、ブログなどを使ってよくやられていますが、当事は珍しかったんです。そのため開始直後からアクセスも順調に伸びて、半年で月間30万ページビュー、一年後には月間50万ページビューを突破するところまで行きました。

まとめると、システム開発とシステムコンサルティングを本業とし、見本(デモ)サイトとして「買物じょうず」があり、それを裏話も交えながら説明するメルマガで側面支援する。というのが、創業当時に考えた自社のプロモーション戦略でした。営業面が弱いことは認識していましたので、自社のウリをどうやってアピールしていくかを考え、その結果が、ネットを最大限活用することだったわけです。

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