「日本人はなぜ英語が苦手なのか?」その原因の究明に没頭、その結果、独自のトレーニング法を開発して、現在、英語教育の第一線で活躍する竹村和浩さん。独立して、天職にたどり着いたと思ったものの、仕事にしていくのは大変だったそうです。独立8年目の今、好きなことで食べていける幸せを実感。情熱をカタチにするまでのプロセスをお伺いしました。

プロフィール

1961年、石川県金沢市生まれ。TLL言語研究所 代表。“日本人はなぜ英語が苦手なのか?”その原因を研究して、日本人のための画期的な英語トレーニング法、「英語音声指導法・EVT」を開発。現在、ビジネスマン向けの英語ヴォイス・トレーニングをはじめ、英語教師・子供・親子向けの英語研修、セミナーを全国で開催。「戦略としての英語教育」を訴える講演会など、講演も多数。
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独立するまで

・立教大学英米文学科を卒業後、都立高校の英語教諭として教壇に立つ。
・この間、「技術翻訳」で独立を一旦考えるが、民間企業の経験を積んだ方が良いと考えて思いとどまる。6年間の教師生活の後、公文教育研究会に海外派遣要員として転職。総合企画室で、国際事業部などを担当。
・1995年、34歳で独立! TLL言語研究所を立ち上げる。

“英語だけで食べて行きたい”という思いが強くなっていった

---独立しようと思った切っ掛けは何でしたか?

教員をしている間も独立は一度考えました。もともと機械関係にも興味がありましたので、技術翻訳でもやろうかと考えました。

実際に独立を考えたのは、公文に入社してからです。英語教育にはことさらに熱心でしたね。英語だけで食べて行きたい、という思いが教員の時からありました。転職後、その思いが特に強くなりました。

自分が組織向きではないと思い始めた時期と、自分の研究への思いの強さが、最終的なきっかけになったと思います。

---組織向きでないと思われたのは、どういうところですか?

やはり、6年間教員をやっていたことで、民間での仕事の仕方とのギャップにかなり戸惑いました。その中で、本来の自分らしさを見失っていたように思います。精神的に落ち込んだときに原点に返り、「英語で身を立てよう」と決意しました。

---独立された時、どんな思いを抱いていらっしゃたんですか?

自分の天職についにたどり着いたような、すごく幸せで、高揚した毎日だったことを思い出します。高揚は、長くは続きませんでしたが・・(笑)すごくピュアに、「日本の英語教育を改革するぞ」という(身の程知らずの)思いでいっぱいでした。でも、その思いは今でも変わっていません。

独立後、思わぬ展開が…。次ページへ続きます>>