『企業のIT活用』版トリビアの泉No9です。
今回はメールとドメイン名についてのトリビアの泉です。

<目次>
■メールアドレスの@はいつ誕生したの
■一番高いドメイン名は7億5千万円もした!
■ドメイン名が使えるようになったのは1983年から

メールアドレスの@はいつ誕生したの

私たちがふだん使っている電子メールは35年前(1971年)の秋に誕生しました。
メールアドレスの@はいつ誕生したの<br>
メールアドレスの@はいつ誕生したの

その前にも電子メールはありましたが、単一ホストによる電子メールしかありませんでした。つまりホストのユーザ間しか電子メールを送れませんでした。

どこにでも送ることができる電子メールソフトを開発したのがレイ・トムリンソン氏です。国防総省の仕事を請け負っていたコンピューター会社の一つBolt Beranek & Newman社(BBNテクノロジー社)で働いていた科学者です。

電子メールソフトはメッセージを送る「SNDMSG」、メッセージを受け取る「READMAIL」、ファイルを送るプロトコルである「CPYNET」からなっていました。電子メールソフトはDEC社が作っていたミニコンPDP-10で動くOS「TENEX」で動きました。PDP-10はインターネットの元祖となったARPANETで、よく使われていたミニコンです。

ただしソフトを作るには一つ問題点がありました。単一ホストの電子メールであれば宛先はユーザ名だけでかまいませんが、ネットワークに送るにはメールアドレスでユーザ名とホスト名を引き離す必要がありました。つまりユーザ名とホスト名がどこで分離するか明示しなければなりません。

「@」アットマークの誕生

そこで、ユーザ名とホスト名を分ける文字を探すことになります。
キーボードから@を見つける
キーボードから@を見つける

当時使っていたのはModel33テレタイプと呼ばれるキーボードです。既にホスト名やユーザ名で使われている文字を使うと識別ができなくなりますので、他にいい文字はないかとキーボードを眺めていきます。

 一列目、「QWE...」 ないなあ。
 二列目、「ASD...」

ありました!

そうです。@(アットマーク)です。アットマークは「at mark」と書き、「ユーザ」at「ホスト」になります。ホストにいるユーザーとなり、意味的にもぴったりな文字でした。

現在、電子メールは「ユーザ名@ホスト名」の形をしていますが、この時に決まりました。以来、35年間そのまま使われています。

最初は2台のコンピューター間でネットワークを通じてメールを送信するところからスタートします。これが分散ネットワークで使える最初の電子メールとなりました。最初に送られたメッセージは特に考えたものでなく、「QWERTYUIOP」のような文字だったようです。

この後、今のメールの基本的なプログラムであるsendmailが1979年に開発されます。

@は日本では「アットマーク」と呼びますが、イタリア語では「かたつむり」と呼ばれたり国によってバラバラです。

追加トリビア 電子メールの日

1月23日が電子メールの日です。
「1・23」→「いい・文(ふみ)」→「E文」の語呂合わせで、電子メッセージング協議会(JEMA)が1994年に制定しました。

次は「一番高いドメイン名は7億5千万円もした!」です。