協定署名でフィリピン人介護士受け入れ具体化

2006年9月9日、日本とフィリピンの自由貿易協定(FTA)を含む経済連携協定(EPA)の署名が行われました。これで、いよいよ日本はフィリピン人介護士、看護師を、条件付きではありますが、受け入れることが決まったわけです。

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早ければ受け入れは2007年度。いよいよフィリピン人が同僚になる日が……。
協定では、介護士の受け入れは、介護福祉士国家資格取得を就労の条件としています。実務経験を積んで介護福祉士資格を取得する「実務経験コース」と、養成施設に入学して介護福祉士資格を取得する「養成施設コース」の2コースが用意されるようです。
それぞれの受け入れ条件はこのような内容です。

●目的
どちらのコースも介護福祉士の国家資格取得と取得後の就労

●入国の要件
フィリピン介護士研修修了者で4年制大学卒業者、または看護大学卒業者。

●受け入れ調整機関
どちらも、社団法人国際厚生事業団が受け入れる予定。入国後の研修は、財団法人海外技術者研修協会と国際交流基金が実施。6ヶ月間の日本語研修、介護導入研修を行います。日本語研修は、修了時に日本語検定2級程度の能力を身につけさせる内容を予定。

●資格取得前の活動内容
◎実務経験コース 日本国内の介護施設で就労・研修(雇用契約を締結)
◎養成施設コース 養成施設で就学(修了後に資格取得)
※養成施設コースは、現時点では、一般の日本人向け養成校への就学をイメージしているようですが、詳細は未定。もしかしたらフィリピン人向け養成校ができるのかも。

●資格取得後の活動内容
どちらも、日本国内の介護施設で介護福祉士として就労。現時点では、利用者宅での訪問介護サービスには従事しないものとされています。これは、介護技術や日本語能力、文化などを身につけてスムーズに日本の介護体制にとけ込んでいくは、指導する先輩のいない1対1での介護になる訪問介護より、施設のほうが無理がないだろうということのようです。