定着化フェーズとは?

さて、デザインしたとおりの業務が行えるように、システムが出来た。動いた。コンサルタントの仕事はそれで終了でしょうか?そうではありませんよね。昨今は特に、そのシステム導入によって実際に改革の成果が上がったか?といったところが強く意識されています。

ですので、どのコンサルファームも、実行に力をおくとか、改革効果が上がるまでお付き合いするといったことを明言しています。

では、実際「改革の効果があがるようになるまで」というのはどういうことをいうのでしょうか?

高いハードル、人・意識の壁

最終的に成果が上がるには、システムが動いただけではだめで、それに沿って実際の仕事がなされて、会社の組織が変わっていかなくてはいけません。

システム(新しい業務の仕組み)が動いたあと、それが仕事として定着化して、成果をあげるまでの全体のコミュニケーションをデザインしたり、マネジメントするのが、いわゆる「チェンジマネジメント」と呼ばれる領域です。

計画フェーズで「利害関係者の調整」が大事、と申したのを覚えていますでしょうか?システムなどの仕組みがあっても、実際にそれを使ってくれなければ、効果があがりません。

たとえば、とても分かりやすいところで言うとPOSレジのシステム。これはみなさん知っていますよね。コンビニなどでバーコードで商品を管理して、売れた分を補充するというような仕組みです。小売店の商品管理にはなくてはならない仕組みです。最近は駅のキオスクでもPOSレジが導入されました。しかし、キオスクの店員がバーコードを嫌ってしまい、昔ながらの方法で販売していたら、どうでしょうか?折角の仕組みが生かされませんよね。

それどころか、正確なデータがあがってこないことになり、経営者は間違った情報で意思決定することになってしまします。また画期的な営業管理システムを導入したとします。しかし、現場の営業職員が、なにやら入力する手間だけ増えたと感じてしまったら逆効果です。

折角の改善の仕組みが、逆に現場のモチベーションを下げてしまう。システムをスルーして、反発し、勝手ながらの方法に戻ってしまったら、意図した成果がうまれません。

簡単に2つの例を挙げましたが、このような例は大挙にいとまがないのです。