「イクメン」という言葉を聞いたことがありますか? 「イケメン」なら知ってるけど…という方、ちょっと時代に乗り遅れているかもしれません。「イクメン」とは、育児を楽しむ男性のことです。妻が専業主婦であろうと、仕事を持っていようと、親として育児への関わりは非常に大切なこと。今回は、男性の育児について見てみましょう。

日本には、イクメンが少ない!

仕事も頑張るけど、育児を楽しむ男性、その名も「イクメン」。
家庭における父親不在が言われて久しいですが、これは少子化の重要な原因の1つに挙げられています。政府は2005年に少子化対策として、育児期の男性が家事と育児に費やす時間の増加、週60時間以上の長時間労働している30代男性の割合の半減、育児休業の取得率のアップを5年間のうちに達成する目標を掲げました。

それから4年、育児をする男性は増えたのでしょうか。現状を見てみると、小学校4年生から中学生までの子どもを持つ父親の4人に1人は、平日はほとんど子どもと接する時間がとれていないという調査結果が出ています。

家事と育児に費やす時間が少ない理由

週50時間以上働く人の割合は、世界第1位、対して労働生産性は、OECD加盟国30国中20位。長く働けばいいというものではなさそうです。
◆原因その1 長時間労働
男性の1週間あたりの就業時間が60時間以上という人の割合は、平成6年からの10年間で、どの年代においても増加したそうです。勤務時間が長くなるということは、それだけ家で過ごす時間が減るということ。つまり、この長時間労働は、家事や育児時間がとれないことの大きな原因になっているのです。

また最近では、非正社員の雇い止めや解雇などによって正社員に負担のかかる状況になってしまいました。それにしても、根本的に会社で長時間働く社員は、仕事熱心であるとみなされる風潮が少なからず長時間労働に影響しているという見方もあります。

◆原因その2 育児休業が取れない
平成19年度の調査結果では、育児休暇の取得率は、女性89.7%に対し、男性は1.56%。2005年度の数値目標は、男性が10%台、女性が80%でしたから、女性はクリアしていますが、目標達成の年まであと1年あるとは言え、男性の取得率はおよそ届きそうにありません。

会社で長時間働き、育児休暇も取らない…。男性は、育児や家事には、参加したくないの?! 男性の本音を見てみましょう。