人員削減に店舗閉鎖の大ナタ振るい!

業績悪化の外食大手・すかいらーく、再建へ向け大ナタ振るい! 8月12日に就任した同社の谷・新社長は、「かなりの強い決意を持って改革しなければ、再生は不可能!」と、危機感を表明。今後は、採用抑制による500人の人員削減や、最大350店の閉鎖などに取り組む構えです。ファミリーレストラン業界では、既存店の売上高、来店数が11年連続でダウン! 今年に入ってからも、1~6月の売上高が前年同期比3.6%減、客数は4.4%減と、低空飛行が続いています。値上げラッシュで消費者の「内食」回帰=節約志向が高まった上、ガソリン高の影響で車離れが加速しと、外食を取り巻く環境は、厳しさを増す一方……。

「お家騒動」の陰に投資ファンドの存在!

ところで、今回の社長交代劇は、創業家の横川・前社長の解任を受けた異例の人事でした。振り返れば、すかいらーくは2006年、野村プリンシパル・ファイナンスとイギリスの投資ファンド・CVCキャピタルパートナーズの2社から出資を受け、日本最大級のMBO(経営陣による自社買収)を実施。非上場で改革を進め、再上場を目指す計画でしたが、昨年12月期には2期連続で最終赤字! 業績が悪化したため、投資会社は横川社長の退任を要求。生え抜きの谷・新社長が、後任に選ばれたという次第です。創業家の社長といえども、大株主の意向には逆らえない……。そう言えば、アデランス・ホールディングスも最近、筆頭株主である投資ファンドの「圧力」により、社長交代に至っていますね。「お家騒動」の陰には投資ファンドの存在あり!というのが時流と言えそうです。

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