企業の「払いしぶり」割増賃金の総額、なんと233億円!

タイムカード
もしかして、タイムカードを押した後にまた、仕事に戻るの?
11月23日=祝日は何の日? そう、「勤労感謝の日」ですね。「勤労感謝の日」とは、勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう日(国民の祝日に関する法律)。

勤労を尊ぶこと自体はすばらしい精神ですが、私たちが働く職場には、長年にわたって深刻な問題が横たわっています。
それは「サービス残業」! 残業しても、時間外手当が全くつかなかったり、どんなに長い時間残業しても、手当は一律「月○時間まで」と決められていたり……。あなたの職場はどうですか?

厚生労働省によると、支払われずじまいになっていた割増賃金が、労働基準監督署の指導により支払われた企業の中で、
■合計額100万円以上の支払いを行った企業は1,524企業
■支払いを受けた労働者は167,958人
■支払われた割増賃金の合計額は232億9,500万円
(2005年度)

労働者1人当たりに換算すると、受け取り額はなんと約14万円! 到底、無視できない金額ですね。でも、これらは、最労働基準監督署の指導を受けて初めて支払われたもの。指導がなければ、永遠に支払われずじまいだった?!

「勤労感謝の日」の電話相談、3分の2が「サービス残業」!

こうした現状に、厚生労働省は11月を「賃金不払残業(サービス残業)解消キャンペーン月間」としてキャンペーン活動を展開。
啓発用のポスターを配布したり、事業主団体等に協力を要請したりするほか、働く人たちのための無料相談電話を設置。各都道府県労働局が、労働時間や「サービス残業」に関する相談に対応します。
尚、相談電話の全国一斉受付は、「勤労感謝の日」=11月23日(木)の9時~17時。連絡先は、0120-793-283(フリーダイヤル)へ。

ちなみに、昨年の無料相談に寄せられた件数は1,247件。このうち「サービス残業」に関するものは852件と、全体の3分の2を占めていました。
やはり、働く人たちにとり「サービス残業」が大きな問題となっているのは間違いなさそうですね。

さて、本題です。「サービス残業」の問題もさることながら、「ホワイトカラー・イグゼンプション」なる新しい制度の導入で、現在支払われている残業代まで受け取れなくなるかも?!という衝撃の事態が判明したのです。
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