時間距離が同じでも価格は同じとは限らない

マンション選びで重視するポイントのひとつ、「通勤・通学時間」。イメージだけで判断すると…!?
マンションの価格を決めるうえで最も重要な要素のひとつは立地条件です。なかでも都心からの近さや駅までの時間といった「時間距離」は、通勤や通学の時間を左右する大きなポイントでしょう。

一般的に、時間距離が長いほどマンション価格は安くなる傾向があります。ただ、これは同じ沿線に限っての話で、沿線が違えば価格相場が大きく異なることはご存じのとおりです。つまり、「同じ時間距離でも沿線によって価格は違う」のです。

首都圏のマンション相場は「西高東低」

沿線による価格の違いについて、首都圏ではよく「西高東低」との表現が使われます。東京都心部からみて西側は価格が高く、東側は低いという意味です。もっと細かく言うと、「南西エリアが高く、北東エリアが低い」となるでしょうか。

なぜエリアによる価格差が出るのか、要因はいろいろ考えられるでしょう。でもあえてひと言で言うと、「イメージによる違い」が大きいのです。要するに「住むなら南西側がいい」と考えている人が多いということです。

「住んでみたい街」ベスト10はすべて南西エリア

首都圏での「南西志向」はアンケート調査などにハッキリと表れます。マンションデベロッパー8社で構成するメジャーセブンが、インターネットで首都圏の男女4500人余りにアンケートした「住んでみたい街アンケート調査」はその典型でしょう。

調査結果から「住んでみたい街」ベスト10を見ると、見事に南西エリアの街が並んでいます。昨年も同じ調査が行われましたが、横浜や鎌倉の順位が上がり、たまプラーザが前回20位からベスト10入りしたくらいで、顔ぶれはほぼ同じです。北東エリアでは17位にようやく登場する新浦安が最も上位という結果でした。

次のページでは、実際のマンション価格を比較してみましょう。