燃えて水を生成

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「燃える氷」:火をつけるとメタンハイドレートが燃えているように見える。燃えて分解・生成した水が下に溜まる。写真:メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム
氷が炎を上げて燃える。パチパチと音をたてて赤い炎が揺れている。愛地球博(2005年日本国際博覧会)のガスパビリオンでは、炎のマジックシアターが開かれている。ここに未来のエネルギーとして注目されている、「メタンハイドレート」が展示されているのだ。

燃える氷の正体はこのメタンハイドレートである。三井造船が千葉県の実証プラントで製造した人口メタンハイドレートを毎月1回輸送し、1時間に3回ほど燃焼のデモンストレーションを行っている。

一見氷のようだが着火するとすぐにメタンが燃えて炎が上がり、同時に氷がとけ出して水が流れ落ちる。人工メタンハイドレートは、大気圧下では常時-20℃程度で保管出来るそうだ。


日本に有望な資源

このメタンハイドレートは石油・天然ガスに代わる次世代資源として、いま注目されている。深海の地中など低温・高圧下の環境に存在するとされる。日本周辺にも日本が消費している天然ガスの、約100年分の量が存在するとの予測だ。多くのエネルギー資源を輸入に頼る日本には朗報といえるだろう。

 このメタンハイドレートを資源として開発するため、経済産業省の検討委員会である「メタンハイドレート開発検討委員会」は、その開発計画により「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」を立ち上げた。通称「MH21研究コンソーシアム」である。

このメタンハイドレートとは次ページのようなものだ。