地球温暖化が問題視され、CO2削減が叫ばれています。社会全体でCO2を削減していくのなら、家庭で消費するエネルギーについても考えないといけないでしょう。今回は、私たちの生活とエネルギーを考えていきます。

快適な暮らしにはエネルギーは必要不可欠

私たちのふだんの生活には電気やガスなどのエネルギーが必要不可欠です。例えば、料理、洗濯、入浴など、どれをとっても、だれもがエネルギーを使っています。それ以外にも、家の照明や冷暖房、冷蔵庫、テレビ、パソコンなど家電製品を利用するためにもエネルギーを消費しています。

全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)が行った家庭用エネルギーの調査(2007年9月版)によると、日本で消費されているエネルギーの中で、産業部門は年々消費量が減っているのですが、家庭で消費されるエネルギー量は1970年代からずっと増え続けているというのです。

電気、ガス、灯油。消費量が多いのは?

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グラフ出典/家庭用エネルギー 1.家庭用エネルギー消費の動向 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
エネルギーと聞いて思い浮かぶのは、電力、ガス、灯油など。このうち、家庭で消費されるエネルギーを燃料別に見たとき、右のグラフでもわかるように、最も多いのは電力で44%を占めます。その後に続くのは都市ガスとLPGを合わせた30%、灯油が25%、太陽熱が1%という割合です。

この中で、毎年、相当な勢いで増えているのは電力。私たちは、ここ30年あまりで電力を大量消費する生活習慣になってしまったようです。

何に最もエネルギーを使っている?

では、私たちはいったい何にエネルギーを使っているのでしょうか。

下のグラフを見てください。前述のJCCCAの調査によると、一番多いのは、照明や家電製品、調理などで、39%。次が給湯の33%、そして暖房の26%。冷房は2%。この数値の推移を調査が始まった1970年代から見ていくと、照明や家電製品、調理などは増加傾向にあります。1980年代に入るまで給湯に使われるエネルギーは増加傾向にありましたが、現在は安定しています。暖房の延び率も同様に横ばいです。

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グラフ出典/家庭用エネルギー 1.家庭用エネルギー消費の動向 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
私たちの毎日の暮らしを振り返れば、在宅時はだいたい照明がついていますし、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品を使い、炊飯器やポットなどにも電力を利用します。この調査データは2005年のものなので、冷房はかなり少なめですが、現在はエアコンを設置する家庭がもっと増えているでしょう。さらに、パソコンの所有率が高くなっていることを考えれば、家電製品に使われるエネルギーも増えそうです。

こういった事実を踏まえ、私たちは何を考え、どのような生活をしていくべきなのでしょうか。そして、家づくりの際には、どんなことを重視していけばいいのでしょうか。次のページでは、省エネについても考えてきましょう。