湿度と温度の深い関係

それでは、もう少し掘り下げていきます。湿度を理解する上で、知っておきたい用語についてお伝えしていきましょう。

■飽和水蒸気量
飽和水蒸気量
飽和水蒸気量
飽和水蒸気量とは、空気中に含むことができる水分の限界量のこと。これは、右の表のように、温度が高くなるほど多くなり、温度が低くなるほど少なくなります。前ページで説明した「相対湿度」は、この飽和水蒸気量に対して、空気中にある水分の割合を%で表した数値となり、以下のような計算式で求めることができます。ご参考まで。

湿度の計算式

■露点
これは、飽和水蒸気量を超える限界の温度のことで「露点温度」とも言います。ここを超えると、空気中の水分が“水滴”となり現れます。これがいわゆる「結露」です。身近な例で言うと、氷を入れたグラスの周りに水滴がつくのが、結露と同じ現象です。空気中に含むことができる水分量は、温度が低いほど少なくなりますので、温度が低い冷たいグラスの周囲には水滴が現れるのです。

以上のように、湿度と温度は非常に密接な関係にあります。従って、住まいの湿度を快適に維持するためには、これらの関係を正しく理解し、上手にコントロールすることが必要です。

雨の日の湿度は100%?

湿度と温度と結露の関係が分かったところで、最後に素朴な疑問をひとつ考えてみましょう。雨が降っている日の湿度は何%なのか?雨の日は、たくさんの水滴が降っている=空気中にこれ以上水分が含まれない状態とも言えます。ということは、湿度は100%なのでしょうか。

ある雨の日のデータを確認したところ、湿度は80~90%ぐらいでした。ドシャ降りの時なら90%を超えることもあるようですが、100%ということは無いようです。しかし、濃い霧が出ている時などは、湿度100%と考えられるようですね。

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湿度について正しく理解ができたら、いよいよ次はその対策です。どのようにして湿度をコントロールすれば良いのでしょうか。続いて、湿度対策についての記事をご覧ください。

湿度対策~温度とのバランスを見極める!

<関連サイト>
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