新築でもリフォームでも取り入れやすいカーポート

エクステリアプランの中でも、駐車スペースをどのように設けるかは重要なポイントのひとつ。配置やスペースは、前面道路や建物本体、所有台数などによりますが、駐車スペースのつくりとしては、駐車するスペースだけを確保するプラン、ガレージ(車庫)を設けるプラン、屋根と柱だけ(カーポート)を設置するプラン、建物本体に組み込むプラン(ビルトインガレージ)などが考えられます。

その中でも、エクステリアメーカーのカーポート商品を設置するプランは、新築でもリフォームでも取り入れやすいものと言えるでしょう。もちろん、既製品だけでなく、オリジナルで造作することも可能ですが、メーカー商品は、スタイルや屋根素材などのバリエーションも豊富に揃い、さまざまなプランが可能です。

屋根部はすべてアルミを採用、屋根そのものを構造材とし、強度を確保しながら、40mmという薄さも実現。梁が見えない屋根と柱だけのシンプルな構成。[LIXILカーポートSCundefined27-50型undefined柱・梁:ナチュラルシルバーFundefined屋根材:ナチュラルシルバーFundefinedサイドスクリーンH:1600undefined着脱式サポート付き]undefinedLIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

屋根部はアルミを採用、屋根そのものを構造材とし、強度を確保し、40mmという薄さも実現。梁が見えない屋根と柱だけの構成。[LIXILカーポートSC 27-50型 柱・梁:ナチュラルシルバーF 屋根材:ナチュラルシルバーF サイドスクリーンH:1600 着脱式サポート付き]  LIXIL 

カーポートを設けるメリット

屋根を持つカーポートを設けるメリットは、まず、雨や風、雪から車を守れること。汚れや錆などを防ぐことができるので、洗車の回数を軽減することもできるでしょう。また、紫外線による色あせや日焼け、直射日光による車内温度の上昇を抑えることも。もちろん、屋根のあることで、雨天の際の乗り降りもしやすいのもメリットといえるでしょう。

商品の構成  本体(柱・梁)と屋根、多様なオプションも

一般的なカーポート商品は、本体(柱・梁)と屋根材などで構成されたタイプのもの。本体の主な素材は、門扉やフェンスなどのエクステリア商品と同様に、アルミ形材が多く用いられ、カラーバリエーションも揃っています。

オプションとして、照明や外部コンセント、柱ガード、棚や洗濯物干し、強風対策用の補強材(サポート材)や目隠しパネルなどが用意されている商品も。また、屋根にソーラーパネルを搭載することができるタイプもみられます。

各社のソーラーパネルを搭載可能な、汎用性のあるソーラーパネル搭載用カーポート。[ジーポートneo【ソーラーパネル搭載用】 基本セット・2台用 H2] YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

各社のソーラーパネルを搭載可能な、汎用性のあるソーラーパネル搭載用カーポート。[ジーポートneo【ソーラーパネル搭載用】 基本セット・2台用 H2]  YKK AP

屋根の素材  多く用いられるポリカーボネート

カーポートの屋根の素材には、ポリカーボネートやFRP、スチール折板などの種類がありますが、多くみられるのはポリカーボネート。商品によっては、表面に特殊な加工を施すことで、防汚機能を持たせたタイプもみられます。

■ポリカーボネート
非常に粘り強い性質で衝撃強さと引っ張り強さのバランスが良い素材。プラスチックの中でも衝撃に強く、防火性能も。温度変化による狂いが少ないのも特徴です。紫外線もカットするので、塗装の色褪せ、シートの日焼けなどを防ぐことが可能。また、熱線遮断(吸収)機能の持つポリカーボネートであれば、真夏の太陽光線下での車内温度の上昇を抑えることができるでしょう。ブラウン系やブルー系の透明なタイプ、半透明なタイプなどの色が揃っている商品も多くみられます。 

屋根下のスペースがすっきりとした2本柱のカーポート。柱を気にせず乗り降りできる。屋根材は、波板(ポリカーボネート)パネル材。 [ファクトポート 屋根ふき材:波板] YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

屋根下のスペースがすっきりとした2本柱のカーポート。柱を気にせず乗り降りできる。屋根材は、波板(ポリカーボネート)パネル材。 [ファクトポート 屋根ふき材:波板]  YKK AP

■FRP板
ガラス繊維強化プラスチックのことで、強度に優れる素材です。熱線遮断(吸収)タイプもあり、エンボス(表面に浮き出し)模様やかすみ模様を施したタイプもみられます。

■スチール折板
ガルバリウム鋼板などがあり、耐荷重性と遮熱性に優れた安心感のある素材です。積雪、強風のエリアに適した商品に多く用いられています。

■アルミ形材
遮光性、遮熱性に優れる素材。錆にも強いのが特徴です。

スタイル  すっきりとした片流れ、安定感のある両側支持タイプ

カーポートの主なスタイルは、屋根の支持の仕方の違いによって、片側支持(片流れ)タイプと両側支持タイプ。その他、特殊な構造とすることで、後方(背面)だけに柱を設けたスタイルなどもみられます。

■片側支持(片流れ)タイプ
左右どちらか片側に柱を設けたタイプで、柱は2本、もしくは3本。柱が片側のため駐車の際に邪魔にならず、狭い敷地でも出し入れがしやすいのが特徴です。

複数台を駐車するために、「合掌」や「連棟」などに繋げたスタイルも可能。片流れを向かい合わせに組み合わせたのが「M合掌」、「Y合掌」は背中合わせにしたものです。もちろん縦列に並べて複数台のカーポートとすることも。また、屋根の支持方法によって、上吊りタイプと下支えタイプがあります。

■両側支持タイプ
両側に設けた柱によって屋根を支えるタイプ。デザイン的にも性能的にも安定感があるスタイルといえるでしょう。2台以上駐車できる幅のあるワイドタイプもあり、また、横に繋げる横連棟や縦連棟とすることも可能です。

高強度アルミ押出し形材を採用、強風地域に適するスチール折板屋根ふき材カーポート。[レオンポートneoundefined2台用梁延長セット H2(木調アタッチメント W7)undefined55-55 角柱undefined横材なしundefinedスクリーン(家屋側)]undefinedYKK AP http://www.ykkap.co.jp/

高強度アルミ押出し形材を採用、強風地域に適するスチール折板屋根ふき材カーポート。[レオンポートneo 2台用梁延長セット H2(木調アタッチメント W7) 55-55 角柱 横材なし スクリーン(家屋側)]  YKK AP

タイプ  2~3台用、ハイルーフ用なども

1台用だけでなく2~3台用のタイプ、自転車なども置くことができる少し余裕を持たせたタイプなども揃っています。高さも一般的な2メートル程度のタイプとハイルーフ用の2メートル30~50センチ程度のもの、それ以上高い2メートル80センチ程度のタイプもみられます。

性能  大雪や強風など地域の気象条件に適した商品が揃う

耐風圧強度、耐積雪強度を高めたタイプ。車2台が駐車できるワイドなサイズも。[フーゴR900ワイドundefined54-50型undefinedシャイングレー(屋根材:クリアマット)] undefinedLIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

耐風圧強度、耐積雪強度を高めたタイプ。車2台が駐車できるワイドなサイズも。[フーゴR900ワイド 54-50型 シャイングレー(屋根材:クリアマット)]  LIXIL

建材商品としてのカーポートには、耐積雪や耐風圧タイプの商品も揃っています。一般的なカーポートは、耐積雪20センチ程度、 積雪地域や豪雪地域向けのタイプであれば、30センチから200センチ程度までの積雪荷重に耐えられるように設計されているものです。また、耐風圧性能も、54m/秒相当から34m/秒相当などの商品がラインナップされています。

雪や風に対して高い性能を持つものは、形状やデザイン、素材などにある程度の制約がある場合もみられるので、施工会社と相談し、事前に設置する地域の年最深積雪(気象庁)などを確認、適した性能を確保した商品から選ぶようにしましょう。

デザイン  エクステリアをトータルコーディネート

最近のカーポートのデザインは、住宅デザインと同様に、すっきりとした、シンプルでモダンな傾向がみられます。柱や枠材、屋根などのパーツを自由に組み合わせることができるタイプも増えていますし、門扉やフェンスなど、他のエクステリア建材とトータルにコーディネートができたり、狭小地や変形敷地に設置しやすいカーポートなどもみられます。

強い風や外からの視線を遮るサイドパネル、木の風合いを持った天井材など、カースペースだけでなくアプローチ全体で自由にプランニングが可能。[アーキフィールドundefinedカールーフ+アプローチルーフundefined79-50型] LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

強い風や外からの視線を遮るサイドパネル、木の風合いを持った天井材など、カースペースだけでなくアプローチ全体で自由にプランニングが可能。[アーキフィールド カールーフ+アプローチルーフ 79-50型]  LIXIL

家づくりを進める際には、外構プランはどうしても後まわしになりがちですが、住まい全体を同時に検討しないと、デザイン面だけでなく、使い勝手にも影響するもの。特に駐車スペースは、安全性にも関わるので、充分な配慮が必要でしょう。

メーカー商品には、さまざまなカーポートが揃っているので、敷地条件はもちろん、出入りや乗り降りのしやすさなどを考慮して、スタイルやデザインを選ぶことが大切でしょう。エクステリアまわりのショールームの数は多くはありませんが、可能であれば、カタログだけでなく、ショールームで実際の商品を確認し、素材感やボリューム感などをチェックするようにしましょう。


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