家族の絆があってこその家出

東京・板橋で両親を殺害した15歳の少年は、父親への不満や憎悪を口にしていたといいます。そして不満の感情から起こした行動は殺害でした。昔であればまず「我慢」→次に「反発」→「口論」→「家出」と段階的に家族と火花を散らしていくことで解消されていたと思います。

この事件を知った時、家出をする家であってほしいと思いました。しかし家族の絆が希薄であるとき、「家出」という言葉のもつ魅力はなくなります。脚本家の小山内美江子さんは随筆「家出」の中で次のように書いています。

家というものがもつ求心力が衰える時
そこから逃れようとする家出の遠心力も失われる

この事件を見ると、家の求心力と家出の遠心力、ふたつの力が衰退した現代社会を投影しているように思われます。

帰りたくなる家

では家出をさせる家、つまり[帰りたくなる家]とはどんな家なのでしょう。求心力のあるデザインやコミュニケーションが自然に生まれる家づくりがポイントです。家づくりだけで事件を解決することはできませんが、少しでも空間に力を与え、住む人に絆の意識を生むことはできるでしょう。

ガイド佐川が監修の建売り、ローコスト・エコハウスが7月1日完成しました。名づけて帰りたくなる家です!
     
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