年々増えていく熱帯夜の日数

子供のころはもっと日本は涼しかった……そう感じている方も多いことでしょう。特に2010年の夏は暑く、各地で最高気温が35度を超える猛暑日が続き、毎日のように熱中症で病院に運ばれた人や亡くなった方の人数がニュースで報道されてきました。実際、2010年の日本の夏の平均気温は気象庁が統計を開始した1989年以降で最も高い記録だったとのこと。暑いのも無理はないでしょう。

もちろん年によって気温の高低はあります。しかし、たとえば東京の熱帯夜(1日の気温が25度を下回らない日)の日数を5年ごとの平均で見てみると、以下のようなグラフになります。
東京の熱帯夜の年平均日数(2010

東京の熱帯夜の年平均日数(2010年は9月2日までのデータ)、資料:気象庁


1931年からのデータなので約80年間の推移となるわけですが、明らかに右肩上がりであることがお分かりでしょう。特に1981年以降大きく上昇しており、今後もこの傾向が続くのだと思えば、うんざりしてしまいます。

大多数が就寝時に「2~3時間のタイマー運転」を設定

そんな暑い夜をみなさんは、どのように過ごされていますか? 特に夜の就寝時にエアコンをどう利用するかは大きな問題ですよね。

エアコンメーカーのダイキンが、「就寝時のエアコンの使い方」に関する調査報告を出しています。

就寝時のエアコンの使い方

就寝時のエアコンの使い方 出典:ダイキン第3回現代人の空気感調査、夏の睡眠と空気に関する調査結果


これを見れば分かるとおり、「2~3時間後に切れるようにタイマーを設定して寝る」という人が40.6%と大多数を占めています。実際、同じようにしている方も多いのではないでしょうか?

もっとも中には「エアコンは体に悪いので、極力使わないようにしている」という方もいるでしょう。特にご年配の方に多いようです。確かに、昔のような気温であればそれで問題はなかったのですが、状況は確実に変わってきています。エアコンをつけなければ実際の室温が30度を下回らない日も多いため、夜中に熱中症を引き起こすというケースも増えているそうです。

熱中症とまではいわなくても、暑いと寝苦しく、熟睡できないので疲れが取れない。その結果、体調を壊すということもありますから、エアコンは健康のためにも必要となってきています。

次のページでは、快適に眠ることができ、かつ電気代を抑えるエアコン利用方法について紹介します。