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蒸し器で炊くお赤飯のレシピ!昔ながらの赤飯の作り方

おめでたい日のごちそう「お赤飯」のレシピをご紹介。今回は、蒸し器を使った昔ながらの赤飯の作り方です。手間がかかりそうなイメージの強いお赤飯ですが、コツさえつかめば簡単です。もち米は前日からといでおくのがいいでしょう。

大石 寿子

執筆者:大石 寿子

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蒸し器で炊くお赤飯のレシピ!昔ながらの赤飯の作り方

所要時間:60分以上

カテゴリー:ご飯赤飯

蒸し器でお赤飯を炊く!昔ながらの赤飯の作り方・レシピ

おめでたい日に欠かせないお赤飯ですが、「手作りするのは難しい」といったイメージがあるかと思います。でも、実際は、意外と簡単に作れます。今日は、蒸し器で蒸かして作る本格的なレシピを紹介します。

祖母から母へ、母から娘の私へと、時代に沿って少しずつ改良を重ねながら、代々受け継がれてきた作り方です。お祭りや家族の誕生日や記念日などのおめでたい日には、手作りお赤飯でお祝いしましょう。
 

蒸し器で炊くお赤飯の材料(4~5人分)

赤飯
もち米3合
あずき1/3カップ
あずきの煮汁+水=400cc
小さじ1
砂糖大さじ1~1.5
ごままたはゴマ塩 適量
赤飯をもっと赤く色付けしたい場合は、小豆の量を増やしてゆで汁の色を濃くする。その上で、余分な小豆は柔らかく煮て、他の料理に回す。

蒸し器で炊くお赤飯の作り方・手順

本格的なお赤飯

1もち米をとぐ

もち米をといでザルに上げる。<br />
もち米をといでザルに上げる。
もち米は、といでから(6)で煮るまで、3時間以上とりたいので、逆算してとぐ。前夜、または半日前にといでザルに上げておいてもよい。

2小豆の5倍量の水を加える

小豆を洗って、小豆の5倍量の水を加えて火にかける。<br />
小豆を洗って、小豆の5倍量の水を加えて火にかける。

3八分通りの柔らかさにする

八分通り柔らかくなるまでゆでる。<br />
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あまり強火でガンガン煮ると、小豆の腹が割れて、見た目も縁起も悪いので、注意しながら煮る。<br />
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豆の煮え具合の目安は、1粒噛んでみて、かたいが食べられる位の食感。今回は28分ゆでた。<br />
八分通り柔らかくなるまでゆでる。

あまり強火でガンガン煮ると、小豆の腹が割れて、見た目も縁起も悪いので、注意しながら煮る。

豆の煮え具合の目安は、1粒噛んでみて、かたいが食べられる位の食感。今回は28分ゆでた。
煮立ったら、時々かき混ぜて小豆を空気に触れさせると、豆のツヤがよくなる。

4煮汁と小豆に分ける

煮汁と小豆に分ける。<br />
煮汁と小豆に分ける。

5煮汁+水に米を浸す

米を厚手の鍋にあけ、煮汁に水を足して400ccにして加え、2時間ほど浸しておく。 <br />
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米を厚手の鍋にあけ、煮汁に水を足して400ccにして加え、2時間ほど浸しておく。

6煮て水分を吸わせる

砂糖と塩を加えて火にかけ、煮立ってきたら木ベラで、鍋底をはがすようにやさしく混ぜながら強火で煮て、水分を全部、米に吸わせる。 <br />
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砂糖と塩を加えて火にかけ、煮立ってきたら木ベラで、鍋底をはがすようにやさしく混ぜながら強火で煮て、水分を全部、米に吸わせる。

粘りを出さないように静かに混ぜる。

7強火で蒸しあげる

蒸し器の上段に、水で濡らした蒸し布を敷く。(6)をあけ、小豆をのせ、布で包むように覆う。湯が煮立った下の鍋に重ね、蓋をして強火で30分~35分蒸す。 <br />
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蒸し器の上段に、水で濡らした蒸し布を敷く。(6)をあけ、小豆をのせ、布で包むように覆う。湯が煮立った下の鍋に重ね、蓋をして強火で30分~35分蒸す。

一段鍋を使う場合は、米を蒸し布で包んで、蒸気が上がった蒸し器に入れる。

830分後、味見してみる

30分経ったら、つまんで食べてみる。少しかたいと感じたら、あと数分蒸す(今回は32分で蒸しあがり) 。<br />
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蒸しあがったら、さっくり混ぜながら器に移し、ゴマをふる。 <br />
30分経ったら、つまんで食べてみる。少しかたいと感じたら、あと数分蒸す(今回は32分で蒸しあがり) 。

蒸しあがったら、さっくり混ぜながら器に移し、ゴマをふる。

ガイドのワンポイントアドバイス

小豆のゆで加減は、1粒食べてみて、かたいが食べられる位の歯応えになればよしとします。小豆の品質によって、柔らかくなる時間に差が出ます。古豆なら30分程度水に浸けてからゆでるといいです。 米の量に対して、蒸し器が大き過ぎる場合は、米を蒸し器全体に薄く伸ばさずに、真ん中をこんもりと盛り上げて(米に高さを出すということ)入れた方が、ふっくら蒸しあがります。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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