アイロン/アイロン関連情報

アイロンの選び方ポイント……スチームやコードレスなどの特徴

アイロンの選び方のポイント・それぞれのアイロンの魅力を紹介します。スチームアイロンかドライアイロンか、コードレスアイロンかコードありか、それぞれの特徴や魅力を解説。何を優先してアイロンを選ぶのか、評価基準の参考にしてみてくださいね。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

アイロン3つの選び方! 機能に大きな差はなし、使用感が重要

使用用途によって変わるアイロン選びのポイント

使用用途によって変わるアイロン選びのポイント

毎日ワイシャツにアイロンをかけている方もいれば、基本はすべてクリーニングに出し、アイロンは年に数回しか使わない方もいるかと思います。使用頻度は違えど、どの家庭にもおそらく1つはアイロンがあるでしょう。

アイロンの機能に大きな差はなく、価格も他の家電ほどの開きはありません。しかし、大きさやコードの有り無しによって使い勝手は大きく変わってきます。他の家電以上に、アイロンの満足度は使用感が大きく影響するものだと言っても過言ではないでしょう。そのため、自分の主となる用途をしっかり考え、手にとり使いやすいものを選ぶことをおすすめします。
   

ドライアイロンかスチームアイロンか

アイロンを選ぶポイントの第1段階として、ドライアイロンかスチームアイロンかという選択肢があります。近年ではスチームアイロンが主流になり、ドライアイロンを発売していないメーカーもありますが、一般ユーザー向けのドライアイロンもまだ存在しています。

両者の違いは、「どのような作用で布のシワをのばすのか」という点です。ドライアイロンは高温の熱と押さえる力によって布のシワをのばすもの。軽く霧吹きで水分を吹きかけてから使用します。力でシワをのばしていくので、毛織物のシワを伸ばしたり毛の向きを整えたりするのには向いていません。

一方スチームアイロンはその名の通り、スチームを大量に布に吹きかけることによってシワをのばしていくもの。重さでシワをのばすドライアイロンとは違い、本体が軽めに出来ているものも多くあります。大量のスチームが出るという効果から、シワだけでなく衣類についた臭いを消す、もしくは弱めるという用途で使うことも可能です。

ただし価格が安いものだとスチームが少量しか出てこない場合もあるため、スチーム量もチェックして購入することをおすすめします。目安として最大スチーム量が8~10ml(g)/分以上あれば、家庭でのアイロンがけには充分対応できるでしょう。
 

コードレスタイプかコード付きタイプか

コードレスアイロンは電源コードがなく置き台で充電して使用し、コード付きアイロンは電源コードがあり常に通電している状態で使用するものを指します。コードレスアイロンか、コードつきアイロンか、これは使い勝手に大きく違いが出てきますが、どちらが良い悪いではなく、自分の好みと何にアイロンをかけたいかによって選び方が変わってきます。

■コードレスとコード付きの使い勝手
まずコードレスは、アイロンを前後左右に動かす際にコードが邪魔にならず、自在に布の上をアイロンを走らせることができます。しかしコードレスであるがゆえに、数分に1度は充電台の上にアイロンを乗せ、充電しながら使うようになります。そのため、大きな一枚布の様な場合は面倒に感じるかもしれません。ただ、ワイシャツのように向きを変える度に台に置けば、その時に充電ができるためストレスを感じることは少ないでしょう。

その点、コードつきアイロンの場合は、常時通電しているのでアイロンとしてはいつでも使える状態です。高温に保つことができるため、スチーム量が多いアイロンでも勢いが低下することなく使うことができます。しかしコードがついている分、前後左右に動かしたり、細かい部分をかける場合などにコードが邪魔になる場合もあります。

■コードレスアイロンは使用時の置き場と収納に便利
置き台に熱いかけ面を下に向けて置けるので安全

置き台に熱いかけ面を下に向けて置けるので安全

コードレスアイロンかコードつきアイロンかで二次的に違ってくるのが、置き台の存在です。コードレスタイプは充電台が置き場になり、熱いかけ面を下に向けて置けるので安全です。使用後も蓋をすればすぐに片付けることもできます。

コードつきアイロンの場合は置き台がついていないため、使用時に置く場合かけ面が前面に出てしまいますが、アイロン台に置き台がついているものを使用すれば、かけ面を下に向けて置くことも可能です。

■コードレスタイプは充電機能の劣化の可能性がある
コードレスタイプのアイロンは充電台からアイロン本体に充電をし使用していくわけですが、この充電機能も経年劣化がおきる可能性があります。ガイドの場合、15年ほど同じコードレスアイロンを使っていたら、最後の方は充電しても1分も持たずに又充電しなければならない状態になっていました。

メーカーに問い合わせたところ、この場合、充電機能部分の交換で対応できなくもないが、新しく本体を購入するよりも価格が高くなってしまうという見積もりがでました。これはもちろん15年も使用していたという状況の下で起こったことなので数年単位では考えられません。しかし、コードありの場合では起こることはない症状であることも事実です。
 

置き型アイロンかハンディタイプアイロンか

ニーズの多様性化により、最近ではハンディタイプのアイロンも人気があります。衣類をハンガーにかけたまま使えるスチームタイプのハンディアイロンでは、かけ面についたブラシで擦ることでシワをのばすものと、スチーマーと呼ばれ、布から浮かせてスチームをあてることだけでシワをのばすタイプのものもあります。

また手のひらサイズのドライタイプのハンディアイロンも、旅行に行く人や一人暮らしの人などには人気があります。どちらも置き型に比べると多少の力不足は感じられますが、手軽に使うことができるという点で人気があります。
 

アイロンの選び方その他のポイント

自分の用途からスチームかコードの有無により大まかなアイロンの希望が決まったら、あとは細かい機能の差に着目すると、より自分の好みにあったアイロンを選ぶことができるようになります。 例えば以下のような点が挙げられます。
 
  • アイロンのかけ面がチタンなどでコートされているもの。一般的なフッ素コートのものよりも剥げづらく使用時の滑りもよい
  • スチーム孔の目詰まり防止、カルキが固まるのを防止する機能を備えているもの
  • アイロンかけ面が従来の一方が尖った形のものではなく、両方が尖った形状をしていてかけやすくなっているもの

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