今、いろんなメディアに登場している「桝一」(ますいち)のセーラ・マリ・カミングさんが、わがワインバー・アルファに遊びに来てくれた。 透通った青い瞳とプラチナに輝くブロンドが印象的。
「1993年、長野オリンピック組織委員会の手伝いで日本に来ました」と語る日本語も、流暢でいてとってもチャーミング。
こんなにかわいい人が、酒造りをしているなんて・・・とため息。





アメリカ、ペンシルヴァニア出身で、関西外語大学にて日本語を勉強したこともある日本通。もともと、葛飾北斎に興味があった彼女、 桝一の江戸時代当主が北斎のパトロンであったことを知り、五輪開催後に当家を訪ねたのが、桝一の社員になるきっかけだったとか。

「はじめは、同家経営のお菓子屋『小布施堂』に就職しましたが、大杜氏の遠山のオヤジさんの仕事ぶりに感動したんです」それから、日本酒の猛勉強が始まった。 「もともと、誰も期待してくれてなかったの(笑)」というが、94年には信州きき酒大会に出場し、95年にはきき酒師の資格も取得した。

その後、セーラさんの新鮮な発想と感性は、売上業績が落ち込んでいた桝一を活気づけ、売上高4倍の業績アップを成し遂げた。いまや、「取締役」の肩書きを持ち、商品開発や敷地内にある日本酒レストラン「蔵部」の設計運営にも携わるという大活躍ぶりなのだ。

おすすめ商品はとたずねると、「もちろんこの”スクエア・ワン”です。これは桝一の英語読みという他に、ふりだしの意味もあるの。さらに、10月1日には2001本だけ限定発売の ”純米酒樽仕込み『白金』(ハッキン)”が発売されます」
桝一では50年ぶりとなる木桶仕込を記念したもの。原研也氏デザインのステンレス製のボトルに製造ナンバーを入れ、750ml¥10,000のレア商品となる。
「白金=プラチナなので、ほんとうはプラチナで作りたかったけど、140万円かかるので、あきらめました(笑)」

「日本酒は可能性のある商品。小布施と東京、東京と海外を日本酒を通して結び付けたい」できれば、海外での日本酒消費量を今の5倍にしたいという。
ウン、セーラさんの、パワーと情熱があればできるはず。最後に「みなさん、小布施に遊びに来て下さい。来なきゃ楽しめないですから」 とメッセージ。
彼女に会いたくなったでしょ?
まずは、こちらのHPから。


●桝一市村酒造場


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。