恋愛/アラサー女子向け恋愛コラム

「マグロ男」の選び方・愛し方とは?恋もSEXも薄味な男性

恋愛もセックスも省エネで薄味な「マグロ男」が急増中。美味しいものは味わいたいけど、面倒くさいことからはすぐに逃げ出すマグロ男達と、いい恋愛するにはどうすればいいのでしょうか。マグロ男の選び方、愛し方についてお話しします。

執筆者:All About 編集部

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イマドキのマグロ男たちとの恋愛

マグロ男との恋愛

恋愛の初期から、長年の付き合いにいたるまで恋を頑張れない男が増えている。というか、そんな男がもはや、ほとんど?

最近、恋愛に省エネな男が増えてない? 私の周囲には、わんさかいる。8カ月も付き合ったのに、別れる時はメール一本で済ませようとした男、気になる女性がいても決して自分からは動かない男、落とすまではマメだけど、落としたとたんに急速に冷めていく男、恋人とケンカできない男……etc  とにかく、恋愛のありとあらゆる局面でエネルギーを費やさない。美味しいことは味わいたいけどメンドくさいことからはすぐに逃げ出だそうとする男たち。恋もセックスも反応がめちゃめちゃ薄味な男を、周囲の30女子は、密かにマグロ男と呼んでいる。

「最近、デートしてる男がまたマグロなの。会話もキスも薄味なんだよね」
「うちの彼は家の中でしかデートしてくれない。マグロくんでしょ?」
「8年も付き合ってたのに、結婚のあいさつに行くのがメンドーだって言い出したのよ。あのマグロ!」……なんて感じで日常的に用いられている。日々、話を聞いていると、今どきの男って総マグロ化してるのか?と思えるほどだ。

そういう男って低エネルギーなだけじゃなく、相手の気持ちが思いやれない身勝手さも持ち合わせているのだろう。反応の薄さは、自分本位で人を愛せないってことの現れでもある。

「現代の20代から30代の若い男は、基本的に低エネルギーなのよ。もともと持ってないものを出せと言っても出てこない」と一条ゆかり先生はいう。時代のせいなのか、エネルギーの絶対量が少ない。だから、仕事も恋も人間関係も、真剣に考えないし、頑張らないし、無理に背伸びしたりもしないのだと。

たしかに、40代以降の男性にマグロは少ない。特に仕事もエネルギッシュな50代なんて、男としてもまだまだ異様なエネルギーを発しているし……。「英雄色を好む」ってことわざもあるところにはあるんだなと感じ入る。先日の記事でも恋人にするなら30男より熟年男性がいいという、驚きの結果が出るわけだ。

とはいえ、マグロ男にも種類がある。美味しく愛せるマグロ男もいれば、煮ても焼いても愛せないマグロ男もいるらしい。
 

マグロ男にも、変わる男と変わらない男がいる

変わるマグロ男と、永久に変わりそうもないマグロ男がいる。その違いはココ

変わるマグロ男と、永久に変わりそうもないマグロ男がいる。その違いはココ

見極めのポイントは、その男が過去に「苦労して何かを手に入れた体験」をしているかどうかだ。職業でも趣味でも過去の恋愛でもいい。

自分にとって本気で大切なものがあって、それを我慢して修行して手に入れた男は、恋愛にも見込みがある。今は恋のマグロでも後々、成長していく可能性がある……美味しい大トロ男だ。

一方、恋だけじゃなく、仕事や友人関係も省エネで楽したがりな男は、どんなに恋愛経験を重ねても変わる可能性が薄い。たとえるなら、かたい赤身マグロのような男だ。ニートくんはもちろん、エスカレーター式で駆け上がっているエリートくんも、社会のワクにハマって、自分の頭でモノを考えずに生きてきたという点は一緒。お気楽で省エネなのだ。

私の男友だちには、前者の有望な大トロ男が多い。大切なものに夢中な男たちは、普段の恋愛は省エネで全然マメじゃないけど、本気で着火した恋には誰よりもエネルギーを燃やしたりする。潜在的にエネルギッシュな大トロ男は、本気で惚れた女の前でなら変わるのだ。

だから、同じマグロでも、有望な大トロ男を選びたいところだけれど、往々にして、彼らはモテ男である場合が多く、基本的には恋より自分が大事なタイプ。相手に惚れられる以上に、自分がものすごく惚れないと決して変わらないから、付き合っても逆にツライだけだったりする。実際、私の大トロ男の友人たちも、本気になった女には徹底的にハマって大切にしているけど、そこそこ好きな女に対しては驚くほど適当で残酷だし。エネルギー集中型ゆえに、落差が激しいのだ。

その点、かたい赤身のマグロ男には落差がない。何に対しても意欲がないから、こっちに引っ張っていく覚悟さえあれば、それはそれで成立したりする。とはいえ、そんなユルイ恋愛が欲しいのか……? どっちも難アリの、大トロ男と赤身の男。美味しくいただける調理法ってあるのかな?
 

マグロ男といい恋愛をするために

画像の代替テキスト
今どきの甘ったれた恋愛の悩みをバッサバッサと斬りつつも、実践的な恋愛テクも教えてくれる名著。
「最近は男だけじゃなく、女もマグロだよ」と一条先生は言う。

みんな、簡単に恋しすぎ、我慢が足りないのが問題なのだ。曰く、食べ物ひとつとっても、昔はゼロから自分で料理するのが当たり前だったのに、今はお腹がすいたら苦労しなくてもコンビニにいけばイージーに空腹が満たせてしまう。

何でも簡単に手に入れられるから、何事もガマンできずにキレやすくなってしまう。しかも簡単に手に入るものは美味しくないから大切にもしない--のだと。それは、恋愛もまったく同じだ。

本気で相手にほれこむ前に、誰でもいいから「恋や結婚がしたくて恋をしている」人がどれだけ多いことか。それって、出会い系サイトで性欲だけを満たしていることと、ある意味、かわりはないように思えたりもする。

「男も女も我慢を身につけることが大切。極端だけど、男には他の国みたいな兵役制度みたいなものがあるといいのにって思う。共同生活や訓練でしごかれてしごかれて我慢することを学んだら、甘ったれた若い男も少しは成長するのにね。

でも現実には無理だから、今どきの男よりは多少はエネルギーがある女のほうが、男を育てる気概と我慢を持つこと。最初からいい男なんてめったにいないけど、10年も一緒にいれば、育てられるんじゃない?」と一条先生。

マグロは生がいちばん美味しいけれど、最近のマグロ男は生じゃ食べられないらしい。たしかに、濃い恋愛関係は、コンビニじゃ絶対に手に入らない。ちゃんと素材から吟味して、時間をかけてじっくり煮込まないと食べられないものなんだろう。

■本日の恋の栄養素
『実戦! 恋愛倶楽部』

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