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セックスの相性についての捉え方

セックスの相性以前に大切なのは、お互いのSEX観?! そこが一致していないと、なかなか信頼感が生まれない……。

セックスの相性以前に大切なのは、お互いのSEX観?! そこが一致していないと、なかなか信頼感が生まれない……。

そもそも、セックスに相性はあるのか否か--。それは学生時代にはじまり、オトナになっても語られ続けている永遠のテーマだ。恋愛の重要な岐路に立って「セックスがいいから別れられない!」とか、「セックスさえ良ければ、恋愛の障害も乗り越えられる」なんて言う人も少なくないけれど、本当に?

運命的に素晴らしい“カラダの相性”ってあるのかな?

さまざまな人と語り合ううちに、答えは、その人の経験値によって異なることに気づいた。まず、経験が浅い……というか、半端な経験値を持っている男子に限って、「セックスには相性がある!」と断言すること。ここで言う経験値とはもちろん、抱き合った女性の人数ではない。徹底的に女性の心身を愛し、また女性にも自分の身をくまなく愛されてきたかということ。

どれほどの人数としていても、常識に縛られたSEXや自分の欲望だけを満たす身勝手なSEXしか体験してない男子は、SEXの善し悪しを“相性”というひとことで片づける傾向にあるみたい。

「そういう男はようするにSEXに対して怠慢だし、慣れてないのよ」と言うのは、私のお姉的存在であり、その神がかり的なマッサージで多くの著名人男性をも蕩けさせるカリスママッサージ師、Sさん。彼女いわく、「マッサージすると、その人のSEXの傾向がわかるの」だそう。

「どんなモテ男でも、体を触るとわかるのよ。意外と女の人に触られ慣れてないなぁ……とか(笑)。女の人に触れても、触られ慣れてない男は、たぶん、SEXも一方的で下手だと思う! こういう男子といたしたら、それはもう相性以前の問題」。聖母マリアみたいな顔して、セクシーなモテ女でもあるSさん(マッサージ力はセックス力に通じる?)、気持ちいいくらいの断言だ。

たしかに、本当に実のある経験を積んできた男子は、たいていこういう言う。
「セックスに相性はあるよ。でも、それは、たいていは変えられるものだよ」と。

いい男はみんな言います。「相性は作るものだ」と。

「ある程度、年を重ねれば男もわかるよね。新しい女とのセックスよりも、長く付き合っている女とのセックスのほうがずっといいって」(リリー・フランキーさん)

「どんなに多くの女性にチヤホヤされようと、ほんとうに大切なことは、女性と溶け合うことができるかどうかなんだ」(岡本太郎さん)

ちなみに、男子だけを責められるものじゃない、女子も同様。本質的な経験値のアル・ナシによって、SEXの相性についての捕え方は同じ傾向にあると思う。

人それぞれ捕え方がちがう、セックスの相性。
 

セックスの相性をゆがめてる本当の理由

セックスの相性以前に大切なのは、お互いの経験値?! 一見女性経験が豊富そうに見える男性も、実は……。

セックスの相性以前に大切なのは、お互いの経験値?! 一見女性経験が豊富そうに見える男性も、実は……。

人間も動物だし、カラダというよりも生理的な部分での相性は絶対にある。でも、それは根本的だけど、些細なもの。たとえば、満員電車に乗った時、見知らぬ人なのに、肌が触れ合ってイヤな相手と、なぜかイヤじゃない相手がいる、程度の問題だ。

無意識に肌が触れてイヤじゃない相手とは、その気になりさえすれば、たぶんだいたいセックスできるし、そこから先の快感とか相性は、体の問題というよりも、精神が大きく関わっているものだと思う。

特に女性は、精神性を重んじる生き物。テクニックよりも、ムードや愛情や信頼の有無のほうがずっと重要だったりする。女にとっても男にとっても、いいセックスとは、単なる挿入ではなく、触り触られるコトの気持ちよさを、心身の全細胞で味わい尽くせるか。いかに全身を解放して、相手と心身を溶け合わせるか--だ。

それが叶うかどうかは、その彼のモノが大きいか小さいかでは決してない。たとえば、初めてセックスした時に、彼のモノが小さかったり、行為が早すぎてイケなかったとして、ずっとダメだとは限らない。彼のモノが小さいとや、行為が早いこと自体が問題なのではなく、女性側が「ちっちゃいからダメなんだ」と諦めてロマンティックな気持ちが醒めてしまうことのほうが問題、だと思う。そこを超えても、日々の「好き」や「愛しい」が降り積もっていけば、どんどん体も心も解放できるし、セックスもよくなってくる。

肉体に捕らわれすぎないこと! “カラダの相性”はもちろん、多くの女子が言う、「スタイル悪いし、色気ないし、アタシの体ってダメなんだ」みたいな思い込みを捨てて、自由になって欲しい。肉体に対する過剰な信仰や、コンプレックスこそ、セックスの可能性を狭めているんだから(「お前の体はイマイチだ」なんて男子に言われた経験を持つ女子も少なくないらしいけど、そんな男の言葉に根拠なし。そもそもイイ男じゃない確率高し。相性以前の問題だから!)

まずは、いかに愛情・信頼関係を紡いでいくか、その上でセクシーな気持ちを盛り上げられるか、に主軸をおいたほうがセックスの相性は絶対によくなるはず。
 
画像の代替テキスト
精神性を重んじる、セックス作法「ポリネシアンセックス」の火付け役になった五木寛之先生の「愛に関する12章」。日本を代表するナイスミドルの恋愛観は、新鮮で勉強になります!

女性側からできるセックスの相性改善方法とは?

さて。これを切実にふまえたところで、具体的に、彼とのセックスの相性をもっとよくするにはどうしたらいいのか? 私だって知りたいところです!

一般女子の100倍は濃厚で実のある体験を積んでいる、前述のS姉さんに聞いてみたら、「自分から能動的に動くこと、楽しむこと」だと言う。あら、ま、けっこうシンプルなこと?

「女の子は可愛く見られたくて、ついつい受け身になりがちだけど。まずは、自分から彼の体を全部愛するつもりで、くまなく触ったり、キスしたりしてみるといい。彼と同じ土俵にのることで、変な羞恥心もなくなってくる。今度は、自分もしてほしいことをバンバン言えるようになってくるよ」

ちなみに、「マッサージって、男の子を深く悦ばせるから、普通の女の子もできたらいいのに」とも。たしかに、マッサージの快楽はセックスに似ているし。倦怠期のカップルも互いにマッサージすることで、体はもちろん、ココロも盛り上がってきたりするし……。学んでみる? 試してみる?

また、「精神性を重んじたセックス」という意味では、今、話題の「ポリネシアンセックス」も興味深い。かの、五木寛之先生の著書で話題になった、南太平洋諸島(ポリネシア)に暮らすの人々の間に伝わるセックススタイルのこと。結合することにとらわれず、前戯や抱擁や愛撫に最低1時間かけるというもの。「早く動かず、ゆっくり動く……」などさまざまなコツがあり、奥が深そう。なので、また改めて、リポートしたいと思いますが、これまでの常識に捕らわれない愛情深いセックススタイルであることは間違いなさそう。

肉体的な性欲を満たすことと、精神的にトキメキ、愛を感じられることは、別の次元にある。どちらも伴ってこそ、いい恋愛やセックスにつながるのは間違いないけれど。

30女としては(経験値があろうとなかろうと)、性急に肉体の快楽を得ようと躍起になるよりも、洋服を着ながらにして淫らな気持ちになれたり、トキめいたりできるほうが何百倍も魅力的だし、楽しいなと思う。そこさえあれば、肉体的な快楽はあとからついてくる。

そう信じている30女の私は、ある意味、未熟でしょうか? でもね、セックス界(なんてあるの?)の大御所であり、マンガ家のさかもと未明さんも言ってました。

「この世にめくるめくセックスというものはあるし、私はそういうセックスも経験してきたけど、人生を投げ捨てるほど価値のあるセックスはないっていうのが結論。たかがセックス、されどセックス。それ以上でもそれ以下でもない。愛情のほうが絶対大事だから!」

さて、今回の記事はいかがでしたか? セックスについては奥深すぎて、専門外だとおもいこんでいたガイドでしたが、書きながら感じること気づくこともいっぱいありました。肉体に捕らわれる必要はないけれど、セックスは恋愛にとってかけがえのないものだとおもいます。みなさんの感想や御意見をお待ちしています!

■本日の恋の栄養素
『愛に関する十二章』 五木寛之先生

「四季 奈津子」などの恋愛小説から、「生きるヒント」のような人生の指南書までを精力的に書き続ける現代の大御所作家。日本の中枢を担うオジさま方に絶大な支持を得ている、五木先生の著書は30女的には新鮮。特に「ラブスタイルが変わればライフスタイルが変わる」と説く本書は、読みやすく興味深い。自己愛、恋愛、同性愛、モノ、仕事、国への愛。そしてポリネシアンセックスという性愛の形。許されない愛はないという著者が初めて語る愛と性への提言!

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