寒い季節には欠かせないコートやブーツですが、ご自宅にお呼ばれした際などには、扱いやマナーに戸惑ってしまうこともありますね。玄関先で失礼するのではなく、家の中にお邪魔することがわかっているときは、できれば脱ぎ履きに手間取るブーツは避けるようにしたいものです。しかし、行き帰りの寒さを考えると、どうしてもブーツを選ぶこともあるでしょう。今回は、そんなブーツとコートを扱う際のスマートな所作と注意点をお伝えいたします。


コートの綺麗な脱ぎ方、着方

コートは輪の方が見えるようコンパクトにたたんで、椅子やソファーの隅に

コートは輪の方が見えるようコンパクトにたたんで、椅子やソファーの隅に

■どこで脱ぐ?
一般的には、コートは外で脱いでおき、それからベルを押すのがマナーとされています。しかし、目上の方やお行儀に厳しい相手でなく、なおかつ、玄関ですぐ失礼する予定の場合はコートを着たままでもOKでしょう。

■お預かりいただく場合
家の中へお邪魔する際は、玄関のクローゼットなどでお預かりいただく場合もあるでしょう。そのような場合は、「ありがとうございます」「お願いいたします」とお任せしてしまって大丈夫です。

■通されたお部屋にコートを置く場合
ソファーの端の方や、椅子の背中などに掛けます。その際、「外からの埃や汚れを家に入れない」という配慮から、裏返しにしてたたむと良いでしょう。

■帰る時はどこで着る?
目上の方の家であれば、挨拶をして相手の姿が見えなくなるまでお召しにならないのが基本です。ただし、「お寒いのでこちらでお召しください」とおっしゃっていただいた際には、「ではお言葉に甘えて」「ありがとうございます。では失礼して…… 」と着られても良いでしょう。

お友達など、親しい方のお宅では、「寒いので失礼して着させてもらうわね」とひと言おっしゃってからお召しになるとスマートです。


ブーツの正しい脱ぎ方、履き方

予め二つに折っておきましょう

予め二つに折って玄関の隅に

■脱ぐ時は斜めの角度で
パンプスなどは玄関で正面を向いて脱ぎますが、ブーツですと少々お時間がかかりますので、家の中でお迎えしてくださっている方に対し、身体を少し斜めにして脱がれた方が、お互いに圧迫感がないでしょう。

■かがみ込まないのがコツ
ファスナーを下げる時やかかとからブーツを外す時、上半身を曲げてかがみ込むと、どうしてもエレガントには映りません。膝を曲げ、上体はなるべく倒さないようキープして! 足を上げながら脱ぐのも男性的で×。ブーツの底は床から離れ過ぎないようにしてお脱ぎください。

■ファスナーは閉めた方が見栄えがよい
ファスナー付きのブーツは、閉めて置かれた方が格段に見栄えはよくなりますね。面倒ではありますが、大切な訪問であったら閉めてから置きましょう。

■ブーツの置き方

ロングブーツは革の具合によって立てて置けるものと、折れ曲がってしまうものがあります。ファスナーを閉めても倒れそうでしたら、あらかじめキレイに2つに折ってしまっておいた方が良いでしょう。そして玄関の隅に置くのは、パンプスと同様です(参照:「お招きを受けたら?訪問マナーの基本」)。

■履く時も斜めの体勢で
お見送りの方に背中を向けないよう、やはり斜めの体勢でお履きください。

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