ピザと店内
上/ピッツァ・ビアンカのツナとアサリのミックス(S¥1,200、L¥2,300)。とろーりチーズにガーリックバターの風味がたまらない。下/自然光がふんだんに差し込む、山小屋風の店内。
ピッツァ・ビアンカ。トマトソースを使用しない白いピッツァである。バターとガーリック風味の自然な塩味のピッツァで、ツナとアサリのミックス(S¥1,200・L¥2,300)をいただいた。

この塩味と香ばしさはアイラモルトがふさわしいと思ったのだが、カレーとグレンドロナックを口にした後だったので軽くて飲みやすく、華やかな甘さのあるトーモア12年(¥600)にした。

バーテンダーの誰もがモルト初心者に入門の一杯としてすすめる一瓶だが、ストレートでピッツァ・ビアンカと対しているときはよくて、ソーダ割りにしたら失敗した。ボウモア12年(¥600)あたりのコクをブチ当てればよかったなと反省。トーモアのハイボールはフィニッシュがさらっと消え入ってしまう。和食の刺身なんかいいんじゃないか、と違う料理が浮かんでしまった。

まずは土曜のブランチがいい

スモークドチョリソ・エッグカレー(¥1,300)も人気のようだが、この『ヒュッテ・マンクス』は自家製スモークものがとても旨い。スモークドポークソテー(¥1,000)、ビーフジャーキー(¥500)といった一品ものを肴にスモーキーなシングルモルトを愉しむこともできる。
チーム・キャッツアイの彼女らは、ビーフジャーキーをキャッキャッ言いながら食べていた。

ひとりが言った。「次に来た時、食中酒に白州12年のソーダ割りを試してみようよ。フルーティでスパイシーな白州とこのお店のお料理が合うような気がしてならない」。まさにグッド、いやベストかもしれないと私は感じた。
白州12年(¥700)のハイボールを愉しんで、食後にマッカラン12年(¥600)とかボウモア12年をストレートでじっくりと味わって締めるというのも『ヒュッテ・マンクス』では面白い。

もうひとりが言った。「じゃあ次は、土曜のブランチってのはどうかな。昼間にさ、カレーやピッツァを食べながら、ポワンとゆったりとした気分でウイスキーのハイボールを2、3杯ってのがいいよ」。やるな、である。ハイボール伝導者の私としては、チーム・キャッツアイがここまで目覚めてくれたことが嬉しくて仕方ない。

しかしながら私も目覚めた一軒である。よくカレー好きの酒飲みが、ビールとカレーがあれば、なんて口にするけど、それってベストじゃないってことがよくわかった。カレーにはウイスキー&ソーダなんだよ。ハイボールにした時にふわっと浮遊する。ウイスキー独特の甘さがスパイシーなカレーとマッチする。

最後にひとつ教えておく。カレーの辛さだが、私たちはとりあえず普通を食したが、多少の辛さは平気っていう人は、この店では中辛でウイスキーを愉しんでみて欲しい。
それともうひとつ。家でハイボールを愉しんでいる人へすすめるのが白州10年のソーダ割り。これはいい。白州12年でなくても、自宅で飲むんだったら白州10年で十分いける。実はいま、私自身がはまっている。

前回の同シリーズ『ジャックポット新宿店』もご一読いただきたい。




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