ジントニック
これはジントニックだが、同様にハイボールもとりあえずの感覚で楽しもう。
ブランデー・サワーは19世紀からあるカクテルだが、焼酎のサワーは昭和35年頃、1960年代に入ってからだといわれている。
伝聞に過ぎないのだが、その頃に東京は中目黒の『ばん』(昨年末閉業)という店が客の前でレモンを搾って出しはじめたのが最初ではないかとされる。『ばん』はなくなったが、同じ中目黒の『藤八』がいまでもそのやり方をつづけている。

ただしたしか『藤八』はジョッキで出しているような気がする。ここまで書き加えるのは、チューサワー通の人がこれをもし読んでいたらと気にかけたからだ。
書いている私はまったく気にしないのだが、タンブラーかジョッキかで論じるこだわりの人もいるらしい。凄いな。

白水社がハイサワーを製品化したのはたしか1980年だった記憶がある。ここから焼酎のサワーが大衆に定着するようになる。

ウイスキー、ソーダは1対2.5

ハイボールの話が焼酎の世界へと行ってしまった。
で、やっと本題。馴染みのない方がウイスキー&ソーダを飲むとする。その場合、比率はどのくらいがいいのか。
よくウイスキー1に対してソーダ2という人がいる。だがこれは飲み慣れている人はいいが、そうでない人には濃く感じられると思うのだ。

15年ぐらい前だったか、いま日本で最もウイスキーに詳しい蒸溜酒研究家の稲富孝一氏がサントリーのチーフブレンダーだった頃、先述の福西先生とふたりで、ウイスキーとソーダの配合比率のベストを探ろうとされていた。
そこで出された結論は、ウイスキー1に対して、ソーダは2.2~2.5の割合であった。ソーダの0.3の幅は嗜好品であるから生まれたもので、おいしく口当たりよく、スイスイ飲みやすい範囲と考えればよい。

さて、あなたも試していただきたい。1対2でも、2、3でも何でもいい。1対3に薄めても構わない。好みの比率をみつけることだ。
ウイスキー、氷、ソーダ、そしてお好みでレモンスライス。ソーダを注いだ後、軽くステア。マドラーがなければはしでもいい。ほんとに軽く2、3回クルリとまわす。グルグルかき回さないこと。炭酸が飛んでしまうから。

ちなみに私は響17年のハイボールが好きだ。でも響は高い。ガブガブ飲む時、私は角瓶、デュワーズ、ホワイトホース、インバーハウスあたりのブレンデッドウイスキーの頻度が高い。これはたしか皆1ボトル1,000円台だと思う。まあ、飲んでみてよ。

【ハイボール関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。