このシェフにして、この料理。絶品! 鴨料理

・メイン:アカシアの蜂蜜をまとった幼鴨のロティ モリーユの入ったポンムダファン添え
アカシアの蜂蜜をまとった幼鴨のロティ モリーユの入ったポンムダファン添え
アカシアの蜂蜜をまとった幼鴨のロティ モリーユの入ったポンムダファン添え
さて、メイン料理。コルビシェフの作る料理ですから、やはり鴨をいただきたいですよね。「トゥール・ダルジャン」パリ本店の副料理長や、東京店の総料理長を務めてきた彼の作り出す鴨料理は、やはり絶品。これまで幾多のフレンチで鴨肉を食べてきましたが、間違いなくNo.1です。

素材の肉はクセはないのに、うまみだけが凝縮され、焼き具合は言うに及ばず完璧。食べ込んできた方ほど、この価値に驚くことでしょう。アカシア蜂蜜で照りも良く仕上げられたソースがコクを増します。そして、ガルニ(付け合せ)として添えられたポンムダファン。たくさんのキノコとカリカリのじゃがいもでミルフィーユのように仕立てられ、濃厚なソースとベストマッチ。最高の鴨料理でした。

気品あるデザートに心をこめて

・デザート:おしゃれグラスに飾った3種のムース
チョコレート、ホワイトチョコレート、そして薔薇の香りのムース
チョコレート、ホワイトチョコレート、そして薔薇の香りのムース
デザート本番は、カクテルグラスに飾られた、美しい3層のムース。下からチョコレート、ホワイトチョコレート、そして薔薇の香りのムース。上には薔薇とホワイトチョコレートの板チョコ、チョコレートのアイス。そして、砂糖漬けした薔薇の花びらがふわりと飾られています。洋の東西を問わず特別な花である薔薇。チョコレートの芳醇さと溶け合う薔薇の香りには、その花言葉「愛」と共に特別な気持ちが込められているかも?

・デザートを召し上がった後のお楽しみ
まだまだデザートは終わりません。ワゴンで運ばれてくるので、遠慮なく「全部で♪」と言いましょう。
まだまだデザートは終わりません。ワゴンで運ばれてくるので、遠慮なく「全部で♪」と言いましょう。
デザートはこれだけでは終わりません。ワゴンで恭しく運ばれてくるデザート5種。この日は、ペッパーで香り付けしたイチゴのスープ、ローズマリーで香り付けしたブランマンジェ、ブリュレ、りんごやパイナップル、オレンジなどのフルーツのコンポートが2種です。

おすすめはハーブのきいたブランマンジェと、イチゴとペッパーのスープ。
おすすめはハーブのきいたブランマンジェと、イチゴとペッパーのスープ。
フルーツ(写真左上)でさっぱりするも良し、カリッとしたクッキーとのコントラストが楽しい、濃厚なブリュレ(写真右上)でまだまだ楽しむも良し。しかし、この中で特におすすめしたいのはブランマンジェ(写真左下)とイチゴのスープ(写真右下)。ローズマリーを強くきかせたブランマンジェは口当たりなめらか、爽やかな香りは、濃厚なムースの後に最高のマリアージュ。いちごのスープは、フレッシュな香りを少し残し、少し甘味が勝ったところを胡椒で引き締め、キリッとした味わいに。最後まで嬉しい驚きを与えてくれます。

・プティフール
プティフールも、もちろんたっぷりです。
プティフールも、もちろんたっぷりです。
締めのプティフールは前回もご紹介した4種(写真は2名分)。グラスに入ったマロンクリームとチュイール。オレンジの香り付けをしてあんと混ぜたショコラクレーム、キノコの形をした遊び心あふれるショコラと、マカロン。マカロンのカリッ・ふわっの食感は、百貨店などの作り置きでは味わえないレストランならでは。これをいただきながらこの日の素晴らしい料理を思い出し、ゆったりとくつろぐ…。この至福のときがレストランの一番の楽しみだと思います。

ハーブティーの素敵な演出でリッチな気分に。
ハーブティーの素敵な演出でリッチな気分に。
前回のランチと同じく、食後にはコーヒー・紅茶・カプチーノ等も選べますが、ハーブティーがおすすめです。サービスの方が手際よく、目の前でフレッシュハーブをポットに入れて作ってくれます。蜂蜜を添えて出されるのも嬉しいですね。

窓からは大阪城、そしていよいよ「サクラ」の季節です

大きな窓からは、眼下に大阪城と大阪城公園。
大きな窓からは、眼下に大阪城と大阪城公園。
最高の料理に最高のデザート。そして、大きく作られた窓からは、夜になればライトアップされた大阪城が見られ、ロケーションも抜群。特にもう少しすると川沿いの桜が満開となり、「サクラ」の料理と共に味わうのに最高の季節となります。

全体で66席と、ホテルのレストランとしてはそれほど大きくはありませんし、長い歴史のあるホテルですから、内装の点ではさすがに新しいレストランに勝てない部分もあります。それでもサービスはホテルクオリティの安心できるものですし、何よりも料理の素晴らしさは、群を抜いています。二ツ星以上のレベルに達するコルビシェフの料理を、この大阪で味わえる。自分が関西在住で良かったとつくづく思います。

ホテルニューオータニの最上階、18Fに「サクラ」があります。
ホテルニューオータニの最上階、18Fに「サクラ」があります。
<お店データ>
■「フランス料理 サクラ
所在地:大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18F
TEL:06-6949-3246
定休日:なし
営業時間:昼:11:30~14:30
       夜:17:00~21:30
交通・アクセス:JR大阪環状線大阪城公園駅 徒歩3分 
地下鉄長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅 徒歩3分 
京阪本線京橋駅 徒歩10分
地図:Yahoo! 地図

HP:フランス料理 サクラ

「サクラ」のランチコースも記事でご紹介しています。

■関連情報:
東京でもドミニク・コルビシェフの料理が味わえます。
「女性のためのグルメ情報」ガイド、河野さんの「ル・シズィエム・サンス(有楽町)」の記事をどうぞ!

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。