ふとしたご縁で、2002年11月10日に永岡書店から発売になった「中国茶の本」の監修をさせていただきました。

金融関係の本の共著は何度も経験があるのですが、最初からビジュアルな一冊の本を作るのは初めての経験でした。ものすごく楽しくて、本作りってこんなに面白かったのか!と大満足でした。そんな経験談を少しばかり。

(2007年11月に5回目の改訂版が出版されました。店の入れ替えや文の修正など、随所修正をいれてあります。)



私が監修???~
ところで、監修ってなによ(^^;)

2002年5月のとある日、一通のメールが届きました。題名は「お仕事の依頼です」。メールの差出人は、フリーのライターの橘内美佳さんからでした。

「初めまして。
突然のメールで失礼いたします。編集・ライターをしている橘内(きつない)と申します。

さて、大変、唐突な話題で恐縮なのですが、永岡書店という出版社から今年(2002年)の11月を目処に「中国茶の本」を出版すべく、いろいろと動いています。初心者向けで考えており、中国茶にどんどん興味を持ち、中国茶に どっぷり と嵌ってもらえるような本が作れたらと考えております。(中略)

さて、実は、その本の監修を平田さんにお願いできないかとご連絡をさせていただきました次第です。・・・」

いやあ、晴天の霹靂とはこのこと・・・。なんで私に依頼が・・・。でも、一番気になるのが、「監修ってなにするの?」ということでした。それまで、金融関係の本を執筆する経験は何度もありましたが、本の監修という作業をしたことはなかったので、何をすればいいのだか全くわからない状態でした。早速橘内さんにお会いしたところ、基本的なコンテンツは、既に決定しており、それぞれのコンテンツ内容にいかに専門知識を織り込んでいくのかが、私のメインの仕事だとわかりました。がしかし、どうやって????

でも、そんな疑問は作業が開始するとともに氷解していきました。スタート当初は、もっぱらそれぞれのコンテンツの内容固め。例えば、茶葉の紹介ページが10ページぐらいあって、1ページにお茶を6ずつ入れるので、そこにどんなお茶を並べていこうかということを考えるのが私の役割。また、茶荘や茶館の紹介ページは既に基本路線が決まっていましたが、それに追加のお店を加えたり、地方のお店やインターネットサイトを列挙したり。そしてお菓子に合うお茶を考えたり。結構、ああでもないこうでもないと相談しつつ、骨格が決まっていきました。

さあ、本作り!~
憧れの日置さんにお会いする♪

その後は、知っているお店に取材のお願いの連絡をしてご協力を取りつけたり、撮影に使う茶葉(なんと88種類も!)をあちこちから集めたり、本当にいろんな方々のご協力を頂きました。

そして、お茶の淹れ方と茶葉の撮影。カメラマンは料理写真で有名な日置武晴さん。実は、私は平松洋子さんのファンでして、平松洋子さんの本には日置さんの撮影された写真が多数掲載(左の私の愛読書も日置さんの写真が!)されていたので、前々からファンだったのですが、「撮影は日置さんのスタジオで!」といわれたとたん、舞いあがってしまいました。「男にファンと言われてもなあ・・・。」これは日置さん本人の談。(笑)。でもでも、日置さんのスタジオでの撮影は、とても興味深く、そして楽しく、こんなに楽しく仕事して良いのだろうか?と思える時間でした。ここには、今回この本の作製に携ったスタッフが全員集合。

まずは、橘内さんが基本コンセプトに基づき撮影の順番を決め、スタイリストの池水陽子さんが茶器やテーブルセッティング。それが終わるとすぐさま日置さんがポラロイドで先ず撮影。それをデザイナーの伊丹友広さん(伊丹さんも料理本を沢山手掛けられています。右の本も伊丹さんデザイン)が、ページデザインを考えながらページ割りに張りつけて、編集の佐藤玖美さんと私が、流れを確認。そして本撮影。お茶を淹れる作業やお茶淹れモデルは実は私が担当しました。(笑)当時、巷はワールドカップ真っ盛り。みんなワールドカップの行方が気になって、そのせいで撮影がとてもスムーズに終了したという噂も・・・(笑)

それにしても、日置さんのカメラワークと池水さんのコーディネートのコンビネーションはすばらしかったです。みていても、仕事がてきぱき。惚れ惚れするようでした。



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