宮武うどん閉店告知の張り紙


2009年6月6日夕方参加している讃岐うどんメーリングリストに『宮武うどん閉店』のニュースが流れる。
続いて店頭の閉店告知の張り紙画像も入ってくる。
頭の一部が白くなるような衝撃的なニュースであった。
6日の夜、日本中のうどん好きの人々のため息が聞こえたような気がした。
ある集まりで顔をあわせた友人達もその閉店の突然さに驚きと寂しさは隠せないようだった。宮武系うどんのトップとして長らく讃岐の手打うどんの模範でもあった同店の閉店は大変残念である。

讃岐うどんとの出会い


1999年の夏ごろさとなお氏の書いた『うまひゃひゃさぬきうどん』に触発されて讃岐うどんに興味を持った。
とくにその中でも興味を引いたのがこの『宮武』であった。ひやひや、あつあつ、ひやあつ、ゲソ天がキーワードでイリコダシや踊るようなうどんという言葉が衝撃的に記憶に残った。
山越(やまごえ)うどん、なかむらうどんとともに絶対行きたい店としてマーカーがつけられた店の一つである。
さとなお氏のこの本で『恐るべきさぬきうどん』の本の存在を知りもう一歩深く讃岐に呼ばれたような気がする。
当時うどんを打つことに興味があり打ち立てのうどんの美味しさには目覚めていたが自分の打つうどんがどんなうどんになっているかは比べようも無く讃岐へ行くことは一つのその答えを見つけるようなものでもあった。
1999年9月に初めて讃岐に行く。忘れもしない夜行バスの旅・・・寝られなかった。
当然宮武にも行く。金毘羅さん参拝もセットして出かけたが、この時は時間を外してしまってあまり良いうどんにはありつけなかった。そしてゲソ天も売り切れていた。しかしその素朴さや味わいは当然のことのように忘れられず、今度は絶対良い時間に来て最高の茹で立て締めたてのうどんを食べにくるぞと固く決心した。
その後何度も宮武は訪問した。あつあつとひやひやのダブル食いが好きでゲソ天を添える。イリコダシの良い香りとコシのある捩れたうどんが美味かった。
一昨年2007年5月の訪問が結局私の最後の訪問となってしまった。
ああ・・・もう一回食べたかった。

厨房で包丁切りするご主人の姿が思い出される。あの姿・・・また見たいものだ。
幸いというか宮武に関係するお店は多いので味の継承はある意味できているのだが・・・それでもやはり本家の閉店は寂しい。
いろいろな事情で閉店されたのだろう。
感謝を込めて『お疲れさまでした』、『美味しいうどんをありがとうございました』と伝えたい。
本当にご苦労様でした。

画像提供協力
はやし@香川さん

はやし@香川さんのサイト


関連リンク
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