まんまる はなまるうどん 渋谷公園通り店


100円の文字が目をひく


まずは100円という価格に驚く。カップうどんより安い。香川なら100円以下でもうどんは食べられる。でもそれは製麺所で食べる特殊な条件のもとだ。

渋谷公園通りに9月6日金曜にオープンした『まんまる はなまるうどん』は「かけうどん」100円を武器に出店してきた香川のうどんチェーン店だ。もちろん香川でもかけうどん100円で営業している。現在全国12店、年内40店を目指すと言う。急成長うどんチェーンだ。

渋谷公園通り渋谷公会堂の手前にあるお店はオレンジを基調とした明るい店舗だ。開店後初めての週末を経験してお店のシステムもなじみつつあるように感じる。
この週末は予想をはるかに越える来客、売上が有ったと言う。


訪れたのは小雨の降る9月9日20時30分という時間。長蛇の列というほどでもないが5人から6人は常に並んでいるという状態である。厨房では常にうどんを茹でている状態。回転は良い。

【セルフの仕組み】

入り口から卵焼き、ビール・酒類、讃岐式おでんと並ぶ。うどんを注文して受け取り天ぷら類やおにぎりなど選んで会計というシステム。うどんを受け取るところに揚げ玉、けずり鰹節、生姜が有り自由に乗せてよい。かけうどんはこの時点でたぬきうどんになる。セルフと言っても自分でうどん玉を茹でたりということはない。トッピングを選ぶのと食べ終わった食器類を返却口までさげるだけだ。

衝撃の味

【かけうどん】

一押しの100円かけうどんを食べてみる。とりあえず揚げ玉と生姜は乗せる。うどんは中太でなかなか存在感がある。つゆを一口。しっかりした味である。気持ち塩辛いが十分に出汁がでている。うどんは思ったよりもずっとしっかりしていて、もちもちのつるつる系。延びる系統ではないが讃岐うどんをちゃんと主張している。
これが正直100円なら日に3回食べても良い。1回だったら当然大盛りがお薦め。


これが噂の100円かけうどん小


【定番のざる】

次に冷たいうどんで定番ざるうどん。茹でてから5分と言う感じか。まだ表面が荒れていなくて艶がある。つゆは鰹、昆布、イリコの本格派。気持ち甘めのつけじるに仕上がっている。十分納得できるもの。いやみなところはない。誰にでも受け入れられるだろう。うどんとつゆのバランスが良い。


ざるうどん小


【驚異の釜揚げうどん、釜玉うどん】

次に釜揚げうどん。ここでびっくりしたのは本当に釜から揚げることだった。「10分待ってください」と言われたのには正直びっくりした。釜揚げと釜たまは本当に釜から揚げる茹で立てそのままなのである。
うどんはプリプリモチモチツルリン。まだいくらでも食べられそうだ。もちろんつけつゆも熱いものをつけてくれる。ここまでするかという感動を覚える。

この釜揚げを経験したお客が増えたら、一度締めたうどんをゆがいてお湯を張る「湯だめ」=釜揚げ派のうどん屋はちょっと困るかも。ちなみにはなまるには「湯だめうどん」もある。食感の違いが楽しめるのだろう。
こんな手のかかるきめの細かいサービスを日に数千杯売るセルフ店がするのは本当に驚いた。


釜揚げ小

この姿勢が続けば大ブレイクするだろう。なにしろ安くて美味しいのだから。美味しく食べてもらいたいという意識が徹底しているのは気持ちが良い。まだ開店間もないから緊張があるのかもしれないが、この姿勢は崩さないでほしい。

100円だから食べに来るのではなくて美味しいから食べに来る店である。
首都圏の讃岐うどん店、うどん店にとってかなりの脅威となるだろう。

【改善希望】
店側も承知していて注意してくれるが器とトレイの相性が悪く滑る。これはトレイの表面処理が悪い。早急に改善したい。頭の上にかけうどんが降らないうちに。運ぶ時にはくれぐれもご注意を。


【データー】
まんまるはなまるうどん東京渋谷公園通り店
住所 東京都渋谷区宇田川町2-1 渋谷ホームズB1
電話 03-5428-0870
オープン日 平成14年9月6日(金)
営業時間 8:00~23:00

はなまるうどんのサイト
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