話題の六本木ヒルズにもラーメン店が二軒入っている。各ガイドが六本木ヒルズの紹介をしているので「ラーメンガイド」の視点で紹介してみたい。

レストランは、私でも知っているような、かなり有名所が入っている。お店の紹介を読むと「へぇー」とか「ほぉー」とか、ため息が出てしまうようなお店が多い。ところがラーメンに関しては、正直、そうは言えない。

一軒は「支那そば 勝丸」である。確かにここは新横浜ラーメン博物館にも入っており、海老名や堺のラーメンコンプレックスにも入っている。店主はラーメン職人王選手権にも出場した。カップ麺も出している。そういう意味では有名と言えよう。しかし、どうも“六本木ヒルズ”には合わない気がするのだ。

煮干しの効いたラーメンで太めの縮れ麺が特徴。醤油・塩・味噌とあり、この店限定の豚骨醤油もある。本店は目黒。元々、白金で屋台から始めたお店である。私は会社からすぐ近くにあることもあり、年間10回くらいは食べる。嫌いじゃない。しかし、六本木ヒルズとは違和感を感じてしまうのだ。内装も妙におしゃれにしているが目黒本店に慣れてしまっているせいか、妙に浮いている。

■久留米ラーメンの「鐵釜」■

もう一軒は「らーめん 鐵釜」。この店は久留米ラーメンである。しかし、首都圏にも地元である久留米にもこの屋号はない。また久留米でも何軒か食べてきたが久留米ほど濃厚ではない。むしろ、上品さを感じるほど。そして、ラーメン店の割には接客はなかなか良かった。どこかの企業が六本木ヒルズ向けに作り上げたラーメン店のように思えた。

やはり個人的にはラーメン店も「おおっ!あそこが入ったか!」と言えるようなお店に入って欲しかった。それが難しいのは、ラーメン店の人気店は個人店だったり、会社組織にしてもまだまだの規模が多い。おそらく六本木ヒルズに入るにはそれなりの資金が必要だったのであろう。個人店には無理な話である。小企業にも難しい。となると何店舗かを持っているそこそこの企業の店舗、もしくは資金力のある会社がラーメン店を出店するか、そういう選択しかなかったのであろう。丸ビルには「赤のれん」が、新宿マイシティには「くじら軒」が入ったが、ラーメンのポジショニングがあがるにはこうしたハードルを越えなければならない。

■駅から0分の人気店
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。