人生をゲームに見立て、ゲームの戦術から人生の勝利への道を探る・・・ 双六屋のガイドメールマガジンに好評連載中の1コーナー『ゲームの名言』 その総集編・第7弾をお届けします。


実戦こそ知識が本当の血肉になる瞬間

キーボードを叩けば、大量の情報が得られる昨今。そのためつい「知っていること」と「できること」を錯覚しがちではないでしょうか? 現実では千の知識が一の実戦に適わぬ例は枚挙に暇がありません。その渦中に身を置いたとき、あなたの真の力が試されるのです。

「本をどれだけたくさん読もうと関係ない。カードルームでの経験が必要である。手持ち金が100ポンドなら、人は100ポンド損することをとても怖がる」

『一瞬の強い夢 ギャンブル』
(ニック・コンスタンブル著 小林政子訳/太田出版)



「追い込まれた状況の中で、的確な答えを出せるかどうか。
 一流とそうでないかの差はここだと思う」


中原 誠(棋士:永世十段)
『将棋脳』(サンマーク出版)



「咬まれ、傷を負い、打ちのめされていくうちに強くなっていく。ギャンブラーの「気迫」なんていうものは、修羅場をくぐらなければ、生まれてこない」

ロバート・ハリス(ラジオDJ、作家)
『エグザイルス』(講談社)



「勝負の機微は駒(=賭金)の上げ下げ。否定不可能な賭場箴言なり」

森巣 博(国際博奕打ち)
『極楽カシノ 怪人モリスばくち旅』(光文社)



「ギャンブルは、何よりも重要な現物の教訓を与えてくれる。
全額をすってしまうということだ」


『天才数学者はこう賭ける 誰も語らなかった株とギャンブルの話』
 (ウィリアム・パウンドストーン 松岡俊輔訳/青土社)



次は、強者があなたに襲い掛かります→

坊や、相手が悪かったな

もしあなたが、その道の一流と呼ばれる人間と立ち合って「あれ、意外に大したことないな」と感じたなら、それはすでに相手の術中にはまっているのです。

それどころか十重二十重に張られた罠にどっぷりとはまっており、敵はあなたを仕留めるタイミングを見計らっているだけにすぎません。あるいは、すでに毒牙にかかり、その毒に犯されてありえざる幻影をみているだけなのかも……。

「わたしは無一文になった友人をゲームにもどらせるために、気前よく数ドル貸してやるかもしれないが、つぎの手でそいつからありったけの金をまきあげるために、きっと最善をつくすだろう」

『片目の宣教師』
       (デッド・サクリー・ジュニア 高橋 豊訳/ハヤカワ文庫)


「手法そのもので連中を倒すわけじゃない。心理的効果さ。他人の思考パターンに影響を与え、こちらの思い通りに信じ込ませる、これを発展させただけだ」


『カジノのイカサマ師たち』
(リチャード・マーカス 真崎義博訳/文藝春秋)



「武器のない争い。血が流れない戦い。人間の知能をこれほど巧みに浪費させるものはほかにない」
フィリップ・マーロウ(探偵)
 
『長いお別れ』(レイモンド・チャンドラー 清水俊二訳/早川書房)


※物語中、マーロウがチェスについて述べるシーンから


「相手にひとつのイメージを与える。次にやることはそのイメージを裏切っていくことだ。それが勝負なのだ」

『Aクラス麻雀』(阿佐田哲也/双葉社)


次は勝負師が負けない理由です→
              

それはあたかもすべてを見越していたかのように

トッププレイヤーとて、人間です。勝負の趨勢のすべてを最初から見通せるわけではありません。時として窮地に陥ることさえあります。

しかし彼らは最後には勝利をもぎ取り、振り返ればその窮地さえ折込済みだったかのように見えます。その秘密は、どんな状況においても、抗うことをやめない強靭な精神力なのかもしれません。

「つねに予想がつかない流れになる。それが将棋の魅力でもある。集中力をもって、盤に向かう、それしか方法がない。」


中原 誠(棋士:永世十段)『将棋脳』(サンマーク出版)


「運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する」
ショーペンハウエル(哲学者)


「ゲームの序盤に活躍する駒もあれば、後半戦で威力を発揮するものもある。しかし、ゲームに勝つにはそのすべてを使わなくてはならない」

『数学的にありえない(上)』
(アダム・ファウアー 矢口 誠訳/文藝春秋)
 


ボードゲームはアートだ!

All or nothing……。勝負師であれば、勝利こそ正義であり、結果がすべてです。しかし、2004年のモノポリー世界チャンピオン・岡田豊さんは「楽しくやってみんなが得して、最後に自分が勝つというのはある意味理想です」と語ってくれました。対戦相手でさえ賞賛を禁じえないほど、美しく勝利する。それこそ完璧な勝利といえそうです。

「江戸の棋士たちには、勝つ/負けるということについて、それが100%でないという確信があるんですよね。ほかにどんな要素があるかといったら、やはり美意識が大きい」

茂木 健一郎(脳科学者)
『BRUTUS No.609号』(マガジンハウス)


「勝負には損なことだと見えても、 勝つためには、ちょっと違う方法論が必要ではないか、という融通無碍な発想を大事にしたい」

米長邦雄(棋士・永世棋聖)
『河童が覗いたトイレまんだら』(妹尾河童/文藝春秋)


「ゲームはアートだよ。だけど独善的ではなく、誰もが楽しめるべきもの」
レオ・コロヴィーニ(ゲームデザイナー)
『ボードゲーム天国01号』(オフィス新大陸/竹内書店新社)
  

  
なお過去の総集編のバックナンバーはこちらにリンクしてありますのでぜひどうぞ!

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