石森章太郎が指名手配!?

石森章太郎(石ノ森章太郎)先生といえばガイドが説明するまでもなく、『仮面ライダー』や『サイボーグ009』など数々の傑作を生み出した漫画界の巨匠です。

さて先日、万代書店の熊谷店をフラフラと徘徊していたら、先生の名前を冠した珍品に遭遇!!! 思わず買ってしまったのがこれでした。

石森章太郎のモンタージュゲーム
モンタージュをとりいれた画期的なゲームか!?


タイトル:石森章太郎のモンタージュゲーム
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分位





調べてみると、どうやらこれが発売されたのは1978年(なんと約30年前のシロモノ!) 中古品だけに「コマやカードの紛失があってもしゃーねーなー」と思いきやこれが完品(ラッキー♪) さらに家に帰ってからこのゲームの由来をネットで調べてみると、70年代にエポック社から発売された『まんがゲーム』というシリーズの1タイトルのようです。

このシリーズの特徴は有名漫画家がボードゲームをプロデュースするというもの。石森先生以外にも「さいとうたかをのスパイ暗号解読ゲーム」や「赤塚不二夫の駅前タクシーゲーム」、「ちばてつやの野球ゲーム」など、ファンなら名前を聞いただけで舌なめずりしそうな大御所が参加していたようです。

ありそでなかったモンタージュ合戦

さて肝心のモンタージュゲームはどんなゲームかというと、プレイヤーは探偵となり、パリに潜む指名手犯のモンタージュを完成させることが目的です。



なんといっても特徴的なのはそのコンポーネント。モンタージュを完成させるというギミック(仕掛け)がとてもユニークです。モンタージュをゲームに使うというありそうでなかった(ガイドが記憶する限り)アイデアは今見ても斬新です。


犯人のモンタージュはランダムにパリの街に隠されている


犯人は6人います。その似顔絵は頭、目、口元と3つのパーツからなり、ゲームボード上のパリに配された6つの有名な建物(白いケースの中)に隠されています。各プレイヤーの手元にも、捜査用のモンタージュがあります。


プレイヤーに渡される捜査用モンタージュ

さてそれではいよいよ捜査に乗り出してみましょう!

いざ捜査に乗り出してみると・・・

基本的には双六形式のゲームです。手番プレイヤーはサイコロの変わりにスロッターと呼ばれるルーレットを回し、プレイヤーは自分の探偵コマを進めます。スロッターの指示や止まったマスの指示によって、建物に隠されている犯人のモンタージュのパーツをのぞいたり、自分の捜査用モンタージュのパーツを、他のプレイヤーのものと入れ替えたりすることができます。


ボード中央にあるスロッターと呼ばれるルーレット


こうして、建物に隠された犯人のモンタージュと、手元の捜査用のモンタージュれとをもっとも早く合致させたプレイヤーが勝者となります。

うれしいのは、キャラクター商品にありがちな、ゲームのインターフェイスのみをキャラに置き換えただけといったものではなく、このゲームに登場する探偵や犯人の似顔絵などはどうもオリジナルのようです。きっとこのゲームのためにわざわざ石森先生が書き下したに違いありません。


“迷”探偵たちの揃い踏み。その風貌といい、名前といい、容易にモデルが想像つく・・・


またプレイヤーが使用する探偵コマの名前は、ゴロンボ、金田一今日介、シャーロック・マイホームズ、赤血小五郎、ジェームス・ホント、多羅尾凡内など、古今の名探偵のパロディになっており(約1名、国際的な諜報部員も交じっていますが・・・)なかなか芸が細かい。

簡単そうで意外に難しい指名手配犯の記憶

で、プレイはしてみたんすけど、これがなかなか手強い! スロッターの出目次第なので、思うように狙っている建物の犯人の顔パーツをのぞけません。

また顔の一部分だけというのは意外と記憶に定着しにくいものなのかもしれません。6ヶ所も建物があるので、ゲームをやっているうちのにどの顔パーツがどの建物にあったかをすっかり忘れ「ふふふ、ようやくこのパーツが確認できるぜ!」と喜び勇んで確かめてみたら「これさっきも見たぁ」なんてガックシが頻繁にありました。

更にはプレイヤーどうしで、狙っている犯人が被っていたりすると、同じ顔のパーツの取り合いになっていつまでたってもモンタージュが完成しません。

だったら違う犯人のモンタージュに切り替えればと思うのですが、今更、新しい犯人を追っかけるのもシンドイシ、途中まであつめた顔パーツを他の探偵に渡してしまうのもハラガタツシ・・・ そう探偵はいつだって事件の最中は、様々なジレンマに陥るのです。


今も昔も捜査の基本は変わりません。現場を駆けずり回り、灰色の脳細胞をフル回転させたものだけが真相にたどりつけるのです。もしこの手の探偵物や捜査物がお好きでしたら、超マニアックで超難易度が高い『シャーロック・ホームズ 10の怪事件』や怪盗ミスターXと警官の連合チームが対決する『スコットランドヤード』などのゲームがオススメです。

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本日の関連・参考サイト

" target="_blank">ISHIMORI@STYLE  (石ノ森章太郎&石森プロ公式サイト フラッシュ多用で超カッコイイ!)
石ノ森章太郎先生を研究 (ハンパじゃない情報量のファンサイト。必見!)
マンガッタンライナーで石巻へ (鉄道旅行ガイドの高橋さんの記事 アニメ列車に乗ろう)
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