携帯できる無線LAN

ドリームキャストの図
ドリームキャストが築いた礎は、確実に新しいエンターテイメントを生み出す土台となっているのです
ドリームキャストがモデムを標準装備して、コンシューマー向けオンラインゲームを開拓したのは既に10年以上も昔の話。いまやすべての現行ハードにオンライン通信機能が標準搭載されています。対戦や協力プレイ、コンテンツのダウンロードなどのオンラインサービスも既に、当たり前のものになりつつあります。

そんな中で、ユーザーのオンラインゲームライフをさらにさらに便利なものにするアイテムが登場しました。その名もどこでもWi-Fi。お財布ぐらいの簡単に持ち運びができるサイズで、白いボディをしたこの機器、なんと携帯型Wi-Fiスポットだといいます。つまり、これをもってさえいれば、いつでも、どこでも、無線LANで通信が可能になるというもの。

ということは、そうです、ニンテンドーDS(以下DS)やPSPのオンラインゲームをどこでも楽しめるということです。早速試してみたので、使い勝手をレポートしてみたいと思います。

ウィルコム、バッファロー、三洋電機の連携プレイ

どこでもWi-Fiの図
どこでもWi-Fiを使えば携帯ゲームハードが、オンラインゲームも携帯して外に持ち出せるようになりますね
どこでもWi-Fiの主な機能から説明したいと思いますが、そこではずせないのが開発したメーカー。実はどこでもWi-Fiはウィルコム、バッファロー、三洋電機の3社が共同開発して誕生したもので、そのことが機能にも大きく反映されています。

まず、通信の仕組み。基本的にどこでもWi-FiはPHSで通信を行います。ウィルコムのW-SIMというカードがありまして、様々な機器に装着することでPHS通信ができるようになるという便利なものですが、どこでもWi-Fiはこれを挿すことで、屋外でも、移動中でも、オンラインへの接続を可能にしています。

W-SIMでネットワークと接続したら、バッファロー製の本体が無線LANアクセスポイントとして機能します。バッファローが提供するワンタッチで無線LANの設定ができるAOSSというシステムを搭載しているので、ゲームハード側の設定も簡単。実際ガイドは自分のDSとPSPを設定してみましたが、ゲームハード、もしくはソフトのオンライン設定に関するメニューからAOSSを選んで、あとはどこでもWi-Fiのボタンを長押しするだけ。1~2分で設定完了しました。

最後は携帯電源。こちらは三洋電機の充電池、エネループが同梱されています。繰り返し充電して何度も使えるので、電池を買い換える必要が無いのは嬉しいですよね。また、出先でエネループが切れても単3電池さえあれば動くので、コンビニ等で簡単に買えるのも便利です。

3社のいいとこどりで誕生したどこでもWi-Fi。次はいよいよ、実際にオンラインゲームをしてみたプレイレポートです。

マリオカートDSで試してみた

カルドセプトDSの図
カルドセプトDSのように、アクションの要素が無いゲームであれば全くラグを感じずプレイできます
設定が済んだので、早速試してみました。POWERのつまみをオンにして起動。45秒程で完全に立ち上がってWi-Fi接続ができるようになります。とりあえずDSやPSPのブラウザを起動してインターネットを試してみます。なんの違和感もなくネットサーフィンが行えますね。

次はいよいよオンラインゲームを試してみます。ちょっと古いソフトですが、未だオンライン対戦には人がきちんといるマリオカートDSでWi-Fiコネクションに接続。プレイしてみるといたって普通に、何の問題もなくオンライン対戦が楽しめます。多少ラグはあり、目の前のカートが若干の瞬間移動をすることはありますが、これは通常の無線LANの環境でも起こることです。逆に、通常では起こらない、ゲームに支障が出るほどのラグは起こりませんでした。

ちなみに、ボードゲームタイプのソフト、カルドセプトDSで試してみたところ、こちらに関してはラグも一切感じずに対戦ができました。もともとまるで目の前の人と対戦しているかのようにオンライン対戦が快適なソフトなので、どこでもWi-Fiでも同じように快適にプレイできたという感じです。

いつでもどこでもオンラインゲーム

電車でオンラインゲームの図
オンラインゲームだけでなく、電車の中でWebサイトの閲覧などにも使うことができますね。長距離通勤の人にはいいかもしれません
ここまで、ガイドがいつも仕事をしている事務所で実験していたのですが、試しにどこでもWi-Fiを置いたまま、隣の部屋から通信してみました。距離にして約10m。多少電波は弱くなりましたが、やはり問題なくインターネットに接続できます。ではではと、階段を下りて、1階下から試してみると、今度は切断しちゃいました。

多少の距離と、遮蔽物があっても問題ないと分かったので、次は移動しながらの通信を試してみることにしました。バッグの中にどこでもWi-Fiを入れてスイッチオン。そのまま電車に乗って、先ほどと同様にマリオカートDSのWi-Fiコネクションに接続して対戦を試してみます。

結果から言うと、地上にいる限りは全く問題ありませんでした。快適にオンライン対戦が楽しめます。ただし、電車が地下鉄に乗り入れると、PHS通信が途切れてオンラインから切断されてしまいます。当たり前と言えば当たり前ですね。

これさえあれば、本当にいつでもどこでも無線LANでオンラインに接続できそうですね。最後に、このどこでもWi-Fiがオススメな人はどんな人か、というお話をしたいと思います。

DS、PSP、ノートPCやiPodTouchにも

ファミレスでオンラインゲームの図
外出先で時間が余った時には、喫茶店やファミリーレストランなどで、オンラインゲームやネットサーフィンが楽しめます。
どこでもWi-Fiの魅力は、これ1つで色々なハードをみんなモバイル化できるところでしょう。DSやPSPはもちろんのこと、無線LANを搭載したノートPCや、iPodTouchに使うのもいいかもしれません。Wi-Fiという規格が使えるハードであれば、みんな接続することができるのです。持ち運んで使うことはなかなかないかもしれませんが、Wiiだって接続することができます。Wi-Fiでオンラインに接続できる複数のハードを持っている人には、かなりオススメと言えるかもしれません。

ガイドはノートPCは常に持ち歩いているものの、スマートフォンやPDAの類は持っていない、なおかつ携帯ゲームハードは必ずかばんに入っているという人間なので、かなり魅力的に感じました。オンラインゲームを楽しむだけでなく、かばんに入れたどこでもWi-Fiのスイッチを入れれば、DSでちょっとインターネットに接続して、Webメールを確認するような使い方もできます。

また、出張先のお供に、というのもいいかもしれません。昼間仕事でノートPCの接続に使って、夜はオンラインゲームが楽しめます。イベントなどの待ち時間にもよさそうです。今年の東京ゲームショウでは大活躍するかもしれませんね。

無線LANを持ち歩けるという、シンプルな機能だけに、色々な使い方ができそうです。ぜひ、上手に活用してみてください。

※2015年8月17日追記
当時、実際の体験をレポートした内容として、訂正するべき点はありませんが、モバイルWiFiルーターを使ったオンラインゲームは、不安定になることも多く、ゲームによっては適さない場合もあります。これについては詳しい記事を掲載しましたので、よろしければそちらもあわせてご覧ください。

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【関連サイト】
WILLCOM|どこでもWi-Fi(公式サイト)
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