セプターを増やしたい

こたつでカルドセプトの図
これから寒くなりますし、お休みの日にこたつでじっくりボードゲームなんていかがでしょう
カルドセプトというゲームをご存知でしょうか。もともとは10年も前にセガサターン用として発売されたボードゲームタイプのソフトです。派手な画面があるわけでもなく、感動のストーリーがあるわけでもなく、少々難解なルールで敷居が高く、決して有名とはいえないタイトルですが、その奥深さから強烈なファンがついている隠れた名作です。2008年10月16日に、その最新作、カルドセプトDSが発売されました。

今回はこのカルドセプトという少々マイナーなゲームが、果たしていかなる魅力を持っているかというお話をしてみたいと思います。というのも、このゲームは、色んな人と対戦すればその数だけ面白いゲーム体験が訪れるという、そんなゲームなんですね。ですからオンライン対戦を中心に、多くのユーザーが新規購入者の参加を望んでいるんです。カルドセプトをプレイする人のことを、セプターと呼びますが、これを読んでいただいて、なるほどちょっと面白そう、と思っていただいたり、あるいは、誰かにお勧めする時に参考にしていただき、少しでもセプターが増える為の助力になればよいなと、そう思っている次第なのです。

トレーディングカードゲーム+ボードゲーム

マップ画面の図
基本は、ランダムに表示される数字を止めて、出た数だけ進むボードゲーム。マップにはプレイヤーキャラクターだけでなく、クリーチャー達も表示されています
冒頭で、カルドセプトはボードゲームタイプのソフトだといいましたが、ボードゲームといっても色々あります。より分かりやすくいうなら、カルドセプトはモノポリーやいただきストリート(以下いたスト)に似たボードゲームのソフトです。サイコロを転がし、とまったマス目を自分の陣地として、そこに後から止まったプレイヤーから通行料を徴収するというのが、基本の流れです。

いたストなどと大きく違うのは、自分の陣地にする為には土地を買うのではなく、クリーチャーを召喚して、配置すること。敵の陣地を踏んでしまっても、自分もクリーチャーを召喚して戦わせることで相手の陣地を奪えること、などが挙げられます。ちなみにカルドセプトにお金の概念はなく、クリーチャーを召喚するのも、通行料を払うのも、プレイヤーの魔力を使います。よって、最終的にたくさんの魔力を貯めたプレイヤーが勝利します。

さて、実はもうひとつ、他のボードゲームとは全く違う点が存在します。それは、このボードゲームにマジック:ザ・ギャザリングや遊戯王などに代表されるような、トレーディングカードゲームが融合しているということです。先ほどクリーチャーを召喚して、といいましたが、プレイヤーは陣地を奪い合うのに使うクリーチャーや、役に立つアイテム、スペルなどのカードを収集し、独自に編集して組み合わせたブックというものをそれぞれ持っています。毎回自分の順番が来るたびに、自分のブックからカードをひいて、クリーチャーを召喚したり、スペルで相手の邪魔をしたりするわけです。

次は、ボードゲームにトレーディングカードゲームが融合したら一体どう面白くなるのかというお話をしたいと思います。

運と戦略のレシピ

戦闘の図
カードから召喚したクリーチャー同士を戦わせて陣地を奪い合います。クリーチャーには、攻撃力や体力の他、相性や特殊能力のような様々な要素が設定されています
多くの面白いボードゲームの共通点に、運と戦略のサジ加減というものがあると思います。運と戦略のバランスがよいゲームの代表例は、マージャンでしょう。どの牌が来るかは運ですが、相手が何を考えているか、自分が何を選択するか、それは戦略。そして、戦略で運を手繰り寄せた時の快感がなんともたまらないのです。

その点でいうと、カルドセプトにおける運と戦略のレシピは、最高のサジ加減であるといえます。そもそも、トレーディングカードゲームというものは、事前に何の種類のカードを何枚入れておいて、全体のカードの枚数が何枚であるかというところから、運を確率として計算していくゲームです。

セプターはブックを編集する時に、このクリーチャーで敵陣地を奪い、こっちのクリーチャーで守り、このスペルでサイコロを操作して、いざという時はこのアイテムで……というように頭の中で想像を膨らましています。ここで確率を伴う戦略を組み立てるわけです。

しかし実戦では、これがサイコロという完全な運によって大きく揺り動かされます。戦う前にたっぷりと時間をかけて試行錯誤するブックの戦略。そしてカードのひきとサイコロが運に揺さぶりをかけ、そこであなたの戦略と運を繋ぐプレイングを求められるわけです。

4人のセプターがブックに戦略を積んで、運と格闘する

オンラインで完敗の図
ニンテンドーWi-Fiコネクションで遠くの友達や、日本中のセプターとお家にいながら対戦できます。ボイスチャットも搭載!
新しいカードを手に入れるたび、あなたの戦略も新しいものに変わります。そしてそのたびに、プレイングも新しくなります。新しいブックを試すたび、毎回カードをひくたび、サイコロを振るたび、期待がこめられ、歓喜や絶望がくるくると回ります。この常に変化し続けるプレイ体験こそが、カルドセプトを奥深いゲームだと言わしめるのです。

しかも、このことは自分だけに起きているわけではありません。そう、相手がいるのです。対戦相手も同じように、常にブックに戦略を積み、運に揺らされながら、知恵とひらめきで次の1手を打っているのです。

さあ、4人ものセプターがそれぞれの戦略をブックに積んで、真剣勝負をしたら、それがどれほど変化に富んだダイナミックなゲーム展開になるか、お分かりになるでしょうか。そこでは、運と戦略の綱引きの最中に、磐石と思っていた自分の陣地があっと言う間に崩壊することも、たった1枚のカードの使い方が逆転の鍵を握ることも、起こりえます。だからこそ、新しい戦略を練っては試し、何度も何度も、色んな人と対戦したくなるのです。

いかがでしょう? 面白そう、と思っていただけたでしょうか。でも、なんだか少し難しそうというあなた、ご安心ください。全国のセプターがあなたをサポートします。

全国のセプターがあなたの参加を待っている

ゴリガンの図
ルールはちょっと複雑ですが、ゲーム内でもとても詳しい解説をしてくれるので、落ち着いてやれば初心者でも大丈夫。いざとなったらインターネットで全国のセプターにサポートしてもらいましょう
ここまで読んで、面白そうだけどなんだか難しそう、と思った方はいませんでしょうか? 正直な話、カルドセプトというゲームは、その奥深さと引き換えに多少難解なシステムになっているので、初めての人は戸惑うかもしれません。

しかし、心配することはないのです。何故ならあなたには、日本中のセプターがサポートしてくれるからです。というのも、冒頭でお話した通り、多くのセプターはカルドセプトをプレイする人が増え、色んな人と対戦ができるようになることを望んでいます。つまり、あなたがセプターとして参加することも、大歓迎なのです。

初めて世の中に登場した10年前ならいざ知らず、インターネットが普及した現在においては、そういった新規ユーザーの参加を心待ちにしているセプターが、掲示板や、SNSや、あるいは攻略サイトなどにおいてあなたの疑問を解決してくれることでしょう。ほんの少し調べるだけでも、初心者の質問を受け付けてくれるところが必ずみつかるはずです。対戦相手の心配だっていりません。カルドセプトDSではWi-Fiコネクションを使って、無料でオンライン対戦も楽しめます。今こそ、いたれりつくせりの状態でセプターとしてデビューできるタイミングなのです。

カルドセプトを開発した大宮ソフトというメーカーは決して大手ではないソフト開発会社です。初代カルドセプトは当時Playstationに押されていたセガサターンで発売されました。しかし、それから10年、確実にファンを作って残ったタイトルなんです。ゲームに力がある証拠ですね。もしこれを読んで興味をもっていただけたら、是非、遊んでみてください。

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