24日に無料配信が開始された『グランツーリスモHDコンセプト』。
『グランツーリスモ』シリーズはまず、PS2で発売された『グランツーリスモ4』をHDにアップコンバートした『グランツーリスモクラシック』プラス、PS3用で予定される『グランツーリスモ5』を先取りしたプレビュー的な『グランツーリスモHDコンセプト』を含むパッケージで発売される予定でした。

しかしその発売が中止になり、その代わりに『グランツーリスモHDコンセプト』が単体で、しかも無料配信されることになったのです。

今回はその『グランツーリスモHDコンセプト』の凄い内容を紹介しましょう。

ボリュームは凄くない

 
本当に実写映像かと思ってしまうクオリティーです。
『グランツーリスモHDコンセプト(以下グランツーリスモHD)』は1コース、10車種からなるレースゲームです。
内容的にはあくまでお試し版的なもので、1本のソフトとして遊び尽くせるようなものではありません。しかしその内容はあくまで「凄い」の一言。完成されたレースゲームの一部分を切り取ったような完成度になっています。

さて、ゲーム開始後選択できるのはスズキ カプチーノ '95。この車を用いてタイムアタックに挑み、基準タイムをクリアすると次の車(マツダ ユーノスロードスター '89)が使える、という形で最終的には10台目のフェラーリ 599 '06が使用できるようになります。
フェラーリはシリーズ初の収録となるので、その点でも注目度が高いといえるでしょう。

また、フェラーリで基準タイムをクリアすることで逆走コース、新要素のドリフトトライアルに挑戦することが出来ます。ドリフトトライアルは指定されたコーナーで華麗にドリフトを決めることでポイントが得られるというモードになっています。

凄いグラフィック

『グランツーリスモHD』はフルハイビジョン(1080p)に対応しています。解像度としては体験版がダウンロードできる『リッジレーサー7』も同様に対応していますが、綺麗さの質が違うという感じがします。こちらはとことん写実的なグラフィックで、観客たちの動き、路面の質感、道端の草木の存在感まで「本当にそこにコースがあるのではないか」というリアリティーです。

起動後のオープニングムービーを観て「このクオリティーのグラフィックでレースが出来たらなぁ」と思いましたが、まさに「オープニングムービーのクオリティー」がそこにあります。

凄い操作感

 
今回使用したのはPS2用のハンドルコントローラ『GT Force Pro』ですが、PS3用の『GT Force RX』も発売されています。
ドライビングシミュレーターとしてのリアルな挙動は健在です。リアルなエンジン音と相まって、本当に操縦している錯覚に陥るほどです。
試しにPS2用の『GT Force Pro』をPS3と接続してみたらすんなり認識しました。ハンドルコントローラーを使用しての運転は臨場感抜群!
場所をとるのが唯一の難点ですが…。詳しくは去年書いたレビューをご覧ください。

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凄いリプレイ

 
観客が車の動きに合わせて振る向くという芸の細かさ!
特筆したいのはリプレイの美麗さ。本当にオープニングムービーのクオリティーで再現される自分の走りに感動してしまいます。僕の場合は残念ながらレースゲームの腕前はかなりヘボく、せっかくのリプレイも台無し…。しかし『グランツーリスモHD』ではその時点のランキング上位者のリプレイを観ることが出来ます。アングルも多彩で、車が走り抜けると観客が振り向くというリアルなリプレイなので、これを観るだけでも次世代を実感できます。

また、「デモンストレーション」の設定で、オートデモをランキング上位者のリプレイ再生にすることが出来ます。
設定によっては延々とリプレイだけを流し続けることも可能なので、ちょっとした環境ソフト的な楽しみ方も可能です。このあたりの設定が充実しているのは「わかってるなー」と感心してしまいました。

タイムトライアルの基準タイムも短めに設定されていますし、実在の人気車で美しいコースを走るという楽しさは是非味わってほしいものです。
来客用のデモンストレーションとしても最適でしょう。12月27日からはバンダイナムコゲームスの『鉄拳5』もダウンロード販売が開始され、これからPS3が徐々に盛り上がってくる気配を感じます。

グランツーリスモHDコンセプト 特設ページ - グランツーリスモ・ドットコム

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