散歩好きへの第1歩に、初詣はいかが?

明治神宮 鳥居
巨大な鳥居を抜ける境内への道のりは広く散歩向き
「散歩したいんですけど、時間がなくて」

こうおっしゃる人が多い。たしかに日々の仕事や生活に追われているとなかなか散歩の時間が取れない。そんな人にオススメなのが日本の古くからの風習に沿って散歩をするというもの。その年の初めでいえば、初詣だ。最近は車などで行く人も多いが、ここはぜひ歩いて初詣に出かけてみたい。防寒対策をしっかりして、歩いて初詣に出かけみれば、散歩を好きになる、いいきっかけになるかもしれない。

というわけで、今回は日本一の初詣参詣者数があるという明治神宮に行ってきた。あいにくの雨模様だが、人はまばらである。

これまで初詣でこの明治神宮に、何度か来ているが、大晦日から元旦にかけては、深夜も特別に電車がずっと動いている。JR山手線で原宿駅で下車すると、元旦は、いつもは閉鎖されている明治神宮側のホームに降車できる。これも明治神宮への初詣ならではの楽しさのひとつだ。

混雑必至の明治神宮で初詣を楽しむコツ

明治神宮 入り口付近
暖冬の影響で12月でも紅葉が残る明治神宮の入り口。正月は人で埋め尽くされる
当日はものすごい人でなかなか前に進めないのだが、気をつけておきたいのはトイレ。ずっと行列に並ぶこととなるし、冷え込むのでできれば早めに済ませて境内へ進みたい。

もうひとつ気をつけておきたいのは、待ち合わせである。人が多いということもあり、とにかく待ち合わせをしても会えないことが多い。以前、「駅についたら、携帯で連絡取り合って」などと約束していたら、携帯がつながらず結局待ち合わせ相手と会えないということもあった。グループなどで参詣する場合は原宿駅で待ち合わせをするのではなく、別の場所で合流しておいたほうがいいだろう。

元旦の境内は散歩というよりも少し進んでは止まり、再び少し進むということになるが、初詣シーズン以外は普通に歩ける。大きな鳥居をくぐると、都心とは思えない広さの森の道を歩けるのもまた楽しい。ただし、季節により異なるけれど、午後4時には閉門されてしまうので、早めの参拝がお勧めである。

>>明治神宮の歴史と、参詣後のお楽しみ>>

若者の街・原宿で歴史体験

明治神宮 境内
原宿という土地柄、初詣にも若い参詣者が多いが、みな粛々とするのも興味深い
明治神宮というのは、明治天皇・昭憲皇太后が祭られている社。だから、意外と歴史は新しい。創建されたのは1920年(大正9年)である。

境内へ続く森には立て看板がいくつかある。そのひとつに「代々(だいだい)この地に樅(もみ)の大木があったので、“代々木”の地名がついた」というものがあった。残念ながらその樅の木は先の戦争で焼失してしまったそうだ。今あるのは、その後を継いだものだそうだ。

立て看板の道をそのまま進むと外拝殿へと出る。初詣の時期はここに巨大な賽銭箱が置かれている。

江戸時代、庶民が楽しんだ旅行には「金毘羅参り」「お伊勢参り」などがあった。実質は遊興の旅という色合いが強いのだが、表向きは宗教色を出しているところが、日本人の特徴なのかもしれない。そういう意味では、初詣も同じようなところがある。歴史は脈々と受け継がれているのだ。

お参りのあとの、お楽しみ

ken
ボリューム満点な「ken」の定食。大晦日と元日は残念ながら休業。
元旦、明治神宮の外拝殿でお参りを済ませ、外拝殿向かって左側の道を抜けるとかがり火が焚かれている。さらに先に行くと、ズラーッと露店が並んでいるのだ。これが実に楽しい。おせちに飽きる正月だからこそ、B級グルメがやけにうれしい。

この道を抜ければ参宮橋駅がある。参宮橋の商店街の中には大晦日から元旦にかけて夜通し営業している店も多い。

この日は、参宮橋から小田急線の線路に沿って新宿方向に歩いた。しばらく行くと代々木に出る。代々木駅方向に歩くと「KEN」という洋食屋さんがあった。このお店は出前やロケ弁当などで有名なお店だが、店内で食べることもできる。僕はDランチを注文。牛肉に焼き魚、コロッケの定食だ。美味い!

そこから、家のある早稲田まで歩いた。




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