作道雅明プロが指導! ボディボードの選び方3

初心者向けボディボード(長さ)の選び方」「初心者向けボディボード(幅)の選び方」に続き、今回は厚さの選び方をレクチャー。完全オーダーのボディボードでない限り、基本的には長さによってボードの厚みはほとんど決まっている。ただし、メーカーやブランドによって特徴があり、同じ長さのものでも厚めのものや薄いものもある。自分にとってベストの長さのボードから、自分にとってどれくらいの厚さが最適なのか、自分にとってベストの厚さをきちんと把握しておこう。

ボディボード、厚さの選び方

基本姿勢
ボディボードの基本姿勢
1.ボードの標準の厚さとは?
厚さに関しては、今までの長さや幅のように体型に応じてのベストな厚さというのが明確にはしにくい。ただし、一般的には仕上がりで53~57mmくらいの厚さが標準といわれている。厚さは何に影響するかというと、浮力に一番影響がある。ボードが厚くなければ浮力が多くなってボードは浮き、薄くなれば浮力が少なくなって沈む。

このことから体重が重ければ厚めのボード、体重が軽ければ薄めのボードがいいということになるが、極端に標準体重からかけ離れているのでなければ、そこまで気にする必要はほとんどない。メーカーやブランドによって厚さは違うので、標準値というのは決まっていないが、参考までにカノウボディボードのオーダーの基準の厚さは以下のようになっている。

ルアナサーフデザイン“カノウボディボード”のオーダーの際の厚みの基準
  • 体重45kg 5.3cm
  • 体重50kg 5.4cm
  • 体重55kg 5.5cm
  • 体重60kg 5.6cm

2.初心者は極端に薄いボードは避けよう
これから初めてボディボードにチャレンジしようという人は、適度な厚みのある浮力があるボードをセレクトしよう。ボードが薄くなるということは浮力が少ないということ。浮力がないボードは沈んでしまい、初心者にとってまず最初の難関といえるテイクオフがしにくくなり、ここでつまづいてしまうことになりかねない。まずは適度な浮力のあるボードを選ぶことで、テイクオフがしやすくなり、波に乗れるようになる。

また、スピードがゼロのとまっている状態からの加速には、ボードの浮力がとても大事になってくる。たとえば、スピンはボードをスライドさせてスピードが失速することで、ボードに回転が加えられてスピンが完成する。スピンのあと波を乗り継いでいくためには、スピードがない状態からスタートダッシュをして加速する必要があるので、ある程度の浮力があった方がいいということになる。

3.試乗会に参加してみよう
長さを選ぶのに比べて、厚みは1mm単位での差になるのでわかりにくい。違いを知りたいのであれば、試乗会に参加するのが一番である。同じ長さのボードで、違う厚みのものを選んで乗ってみよう。

試乗会に参加するチャンスがなければ、友人から借りてみてもいいかもしれない。ただし、長さや幅や形状が全く同じで厚みだけが違うというボードはないので、実際にはすべてをトータルしたフィーリングしかわからないだろう。また、厚いものと薄いものを脇に抱えて厚みをチェックする人がいるが、これでは適正の厚みを知ることはできない。プロならば今までの経験から、自分が必要としている厚みのボードを知っているので、自分のボードを基準として脇に抱えて厚みをチェックすることができる。厚みのチェックをするには、実際にメジャーで測るのがよいであろう。

>>おさらい! ボディボード、厚さ選びのポイントとは?>>

ボディボード、厚さ選びのポイント

身体とボードの厚さのバランス
標準的なボードの厚さ
初心者にとってはある程度の厚みがあり、浮力のあるボードの方がテイクオフがしやすい。ただし、テイクオフだけを見れば浮力がある方がいいのだが、その先のステップアップを考えるとあまりにも浮力がありすぎるのもよくない。浮力があるということは、レールを入れにくくなるので、ボードのとり回しがしにくくなる。

テイクオフがスムーズに出来るようになり、そこからレギュラーやグーフィー方向へと進み、ボトムターンをしようとすると……ここでレールが大事になってくる。ボトムターンの際には、レールをしっかりと波の面に入れる必要があるのだが、浮力がありすぎるとレールがうまく波に入らなくなってしまう。

いま使っているボードではどうしてもテイクオフがうまく出来ないという悩みがある時には、今のものよりも少し厚めのボードを選んでみよう。逆に、テイクオフはできるけれどもボトムターンでレールがうまく入らないという人は、少し薄めのボードにしてみることでスムーズなターンが理論的には出来るようになるはず。

一番気をつけることは、ショップでボードを選ぶ際には、極端に厚いボードや薄いボードは避けること。たまに極端なボードを見かけるので、それだけは注意しよう。何度もアドバイスしているが、やはりボディボードに詳しい人にアドバイスを受けながら選ぶことが大事である。

厚さについては長さほどシビアな違いはないが、どうしてもこだわりたいということであればフルオーダーがおすすめ。ただし、初心者であればまずは取り扱いやすい一般的なボードで波乗りをして、ある程度技術が伴った段階でオーダーのボードに移行するというのがベスト。

それでは次回もお楽しみに。



<関連リンク>
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ルアナサーフデザイン“カノウボディボード”
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