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はじめは小さなキッカーから始めましょう!ステップバイステップが上達のコツです。
スノーボードの中でも最も人気のあるカテゴリーの1つ、ワンメイクジャンプ。スタイリッシュでクールなビッグエアーに憧れている人は多いですよね。

そこで今回から始まる「ワンメイク道場」では、「キッカーにチャレンジしてみたい!」「グラブがどうしても掴めない!」「スピントリックをしてみたい!」など、ステップアップに心躍らせている人には必見の、お役立ちハウトゥーをご紹介していきます。

これから紹介する【入門編】では、「今シーズンこそはキッカーにチャレンジしてみたい!」という好奇心旺盛な人に知っておいて欲しい、キッカーに入る前の「ワンメイク心得」と、ワンメイクの基本となる「ストレートエアー」について解説していきます!

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南雲武仁(ナグモタケヒト)
スポンサー:NITRO,COBRAWORX,SMITH,DP,スリーウェザー,ディメンション,ジェムストーンフィルム,シャレー佳竹,黒羊,ムラサキスポーツ千葉店
「ちょいうまテクニック」に引き続き、今回も取材に協力頂いた新潟県湯沢町にある「湯沢パークスキー場」のすぐ脇に住んでいて、ガイドの所属するスノーボードチーム「黒羊(クロヒツジ)」のメンバーでもある「南雲武仁(ナグモタケヒト)」くんに手伝ってもらって、そのコツを伝授していきます。

それではさっそく始めましょう!


ワンメイク心得

ワンメイクには、誰もが憧れる華やかさとは裏腹に、「怪我が多い」という事実もあります。なので、キッカーに入る前には、安全に楽しむための最低限の知識と、自分のライディングレベル診断をしましょう!

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整備の行き届いたキレイなキッカーは飛びやすい!
■心得1 キッカーの良し悪しを見極める
ワンメイクジャンプをするためのキッカー(ジャンプ台)にも、安全で飛びやすいキッカーと、練習には向かない飛びづらいキッカーがあります。なので、ジャンプをする前には、必ずそのキッカーが安全かどうかをチェックする必要があります。整備の行き届いた飛び易いキッカーで練習することが、怪我のリスクを少なくし、上達も早いことを覚えておきましょう。

チェックするポイントは、「リップ」と「ランディング」の2つです。

  • リップはキレイに整備されているか?
    キッカーの飛び出し口を「リップ」と呼びますが、そのリップが溝などでガタガタしていると上手く飛び出すことができません。キレイに整備されているかチェックしましょう!

    またリップの形も大切です。はじめは真っ直ぐに滑り抜けられるような、スムーズな(なだらかな)リップが理想です。リップが急激に上を向いている、三角山▲のようにみえるリップは要注意です!
     
  • ランディングバーンに穴が空いていないか?
    ジャンプで着地することを「ランディングする」と言いますが、ビギナー用の小さなキッカーでは、ランディングバーンが凹んでしまっていることがよくあります。何人も飛んだり、転んだりしている内に、雪が削れて凹んでしまうんですね。この状態のままだと、着地時の衝撃も大きく、転んだ時も危険です。ランディングバーンに穴があいていないか?また着地時の衝撃を逃がすための、「傾斜」があるかどうかを確認しましょう!

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スノーボードのジャンプは両足ジャンプではありません!オーリーを理解していますか?
■心得2 キッカーに入る前の自己レベル診断
キッカーを飛ぶためには、ある程度のボードコントロール力は必要不可欠です。ワンメイクを楽しむためにも、キッカーに入る前に、最低限以下の項目をチェックして、自分のレベルを診断してみましょう!

  • 両サイドのエッジを使って、スピード調節ができるか?
  • エッジに頼らず、ボードをフラットにして真っ直ぐ滑ることができるか?
  • オーリーの動作を理解しているか?
  • ゲレンデのコブやギャップでジャンプして、成功したことはあるか?
「できる!」と思った人は、まずは小さなキッカーからチャレンジしてみましょう!逆にまだ足りないと思った人は、まずはこれらワンメイクに必要な基礎を鍛えることから始めましょう!ステップバイステップが上達する最大のコツです。

では、実際にキッカーを飛んでみましょう!

>>次ページは「ストレート・エアー」を紹介!>>


実際に飛んでみよう!

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当然ですが、最初はサイズの小さなキッカーから始めます。はじめは「飛ぼう」とする意識が強いと、飛び出しで力んでしまってバランスを崩すことが多いです。なので、ストレートエアーでは、飛び出す瞬間、あえて大きな動作はせずに、「滑り抜ける」ようにキッカーを越えていきます。まずは「リップから飛び出す→宙に浮く→着地する」という一連の動作を、体と感覚で覚えましょう!


ストレート・エアー

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自分を信じて、いざアプローチ!
1、いざアプローチ
はじめてキッカーに入る時は、誰でも緊張します。ワクワクとドキドキ。さぁ自分を信じて、いざアプローチ!

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アプローチではスピード調節をする
2、キッカーにあわせてアプローチスピードを調節する
まず「アプローチ」とは、キッカーを飛ぶために必要な「助走」をつける場所のことで、ワンメイクにはなくてはならないものです。斜度のあるランディングバーンに下りれるように、キッカーのサイズにあったスピード調節が必要になります。

自分が飛ぶ前に、他に飛んでいる人を見て、事前にスピードの目安をつけておきましょう!

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アプローチはバランスがすべて。飛び出す前には必ず体のバランスを整える
3、ボードをフラットにして、真っ直ぐにリップを目指す
アプローチでは、できるだけ早くスピードの調節を終わらせます。そして、できるだけ早く写真のような基本姿勢を整え、ボードをフラットにして真っ直ぐにリップに向かいます。

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リップ手前では余計なボード操作をしない。基本姿勢をキープ
ビギナーの人でよく見るのが、リップのギリギリまでターンを繰り返している人です。「キッカーへの恐怖心」と「アプローチスピードに慣れていない」のが理由として挙げられますが、リップ手前では、余計なボード操作をすればする程、体のバランスが崩れる可能性が高くなり、上手く飛び出せない原因になります。リップ手前では常に基本姿勢をキープできるようにアプローチを調節しましょう!

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リップがきても、びびらないように!ビビって後傾になると上手く飛び出せません


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基本姿勢のまま、リップを通り過ぎる
4、リップを抜ける
ストレート・エアーでは、リップを抜ける瞬間も特に大きな動作はしません。ボードにバランスよく乗ったまま、スピードにまかせてリップを通り抜けましょう。

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空中に飛び出しても、焦らずバランスを維持
5、空中に飛び出す
バランス良くリップを抜けることができれば、あとは空中でそのバランスを維持するだけ。両手を広げると空中姿勢は安定します。

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実際に飛んでみると、すごい高さのように感じるでしょう
6、目線は常に進行方向へ送る
アプローチからランディングまで、目線は常に進行方向へ送っていきます。

  • アプローチ:リップの自分が通り過ぎる場所を見る。
  • リップ付近:いつまでもリップを見ていると目線が下がってしまうので、さらに先へと目線を送る。
  • 空中:ランディングバーンを凝視する。
  • ランディング:ランディングの瞬間、さらに先を見る。

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ここがエアーのピーク。この時点で、すでにランディングバーンを見ている
この写真の場合、この時点ですでにランディングバーンが見えているので、自分がランディングするポイント(場所)を見ています。

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エアーのピークを過ぎたら、あとはランディングへ向け下りはじめる


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ランディングの斜度とボードが並行になっている点に注目!しっかりとランディングバーンに合わせて足を下ろしているのがわかりますね
8、着地に合わせて足を下ろす
空中でエアーのピークを過ぎると、ランディングバーンが近づいてきます。ランディングする場所から視線を離さず、着地に合わせて足を下ろしていきます。

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膝を柔らかく使ってランディング
9、膝を柔らかく使って、しっかりとランディング
両足でしっかりとランディング。ランディングバーンに適切な斜度があれば、衝撃も少なくスムースにランディングできます。逆にランディングバーンに斜度がないと、けっこうな衝撃がくるでしょう。でも小さなキッカーならさほど問題はないはずなので、気合で踏ん張ります。

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安定した状態になるまで油断しないように!


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ゴーグルの下は、最高の笑顔でしょう!
10、ストレート・エアーをメイク!
仲間とハイタッチをしたら、しばらくうれしさの余韻にひたりましょう(笑)そして、良いイメージを頭に焼付けたら、またリフトに乗って再チャレンジ!

アドバイス

ワンメイクが上達するコツは、本文の中でも書きましたが、まさに「ステップ・バイ・ステップ」です。キッカーのサイズは、小さなものから始めて、少しずつ大きく。トリックもストレートエアーから始めて、オーリーストレートエアー、グラブエアーというように少しずつレベルアップしていきます。またどうしても上手くジャンプできない時は、さらにステップをさかのぼって、フリーランを鍛えましょう!フリーランでボードコントロールを鍛えることで、不思議とバランス良く飛べるようになりますから。

時間のかかるステップではありますが、一緒に楽しめる仲間いれば大丈夫です!すべてを楽しんでできます。なので、スノーボード仲間も大切ですかね。それもステップの1つに加えましょう(笑)「小さなことからコツコツと!」少しずつステップアップしていきましょう!

あと最後に、くれぐれも滑りもままならない状態で、ただ目の前に現れたからという理由で、自分のレベル以上のキッカーにチャレンジするのは止めましょう!あまりにもクレイジーです(笑)
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初・中級者向けのコースが多く、スノーボードパークも充実しているので、練習にはもってこいのゲレンデです。
【取材協力】
湯沢パークスキー場
http://www.park-resort.com/

新潟県南魚沼郡湯沢町小坂
(Yahoo!地図情報ではココ)
TEL : (025)787-4111

■電車でのアクセス
上越新幹線 越後湯沢駅から送迎バスで10分(東京駅から70分)
■車でのアクセス
関越自動車道 湯沢ICから約3,5?、車で8分(練馬ICから167?)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。