ハイキングで山に慣れよう

トレランも気持ちいいけどハイキングだって爽快だ
トレランも気持ちいいけど、ハイキングだって爽快だ
マラソンシーズンも徐々に終幕に近づきつつありますが、それに代わってうずき出しているのがトレイルランニング、トレランです。木々のつぼみが雨ごとに膨らんでくると、首都圏近郊のハイキングコースは北面の雪も消え、トレイルランニングのシーズンとなります。

ここ数年、急速に愛好者が増えているトレランですが、絶対数としてはまだまだごく少数のよう。周囲のランナーに「トレランやらないの?」と聞くと、「山はよくわからなくて」「なんだか怖そうで」という反応が返ってきます。

ガイドは、もともと登山をしていて、急ぐときなどは下りはほとんど小走りというような登山をしていました。山を走ることに抵抗がなかったのですが、確かに登山やハイキング未体験の人を山へ連れて行くと、これでは山を走れないかなと思うこともしばしばです。

登山やハイキング未経験の方がトレランをする近道は、いきなりトレランをするよりも、まずハイキングを経験し、「山慣れ」してからトレランを始める方が抵抗なく、スムーズにトレランの世界に入っていけるのではないかと思います。

そして、これまで中高年のスポーツだと思われるほどに中高年者と子供連れファミリーばかりだった登山道に、最近は若い女性の姿が多くなってきています。山の良さ、山登りの良さが広く認識されてきたようです。ウエア類も「かわいい」「明るい」デザインがみられるようになりました。

とはいうものの、「そのハイキングをどうしたらいいのかわからない」という人もいるでしょう。そこで、今回は「山未経験ランナーのためのハイキング入門」をテーマにしてみました。

コース情報の仕入れ方

鉄道会社が配布しているハイキング地図がよくできている。おまけにタダ
鉄道会社が配布しているハイキング地図がよくできている。おまけにタダ
ハイキングの対象を、ここでは都市近郊の低山(1500m程度以下)で危険箇所がなく、一般的にハイキングコースと呼ばれてコース整備がよく、道標も整備されていて、途中にトイレも設置されているようなコースを、春から秋の間で雨の心配がないときに歩くレベルとします。

それをどのように知るのか、という方法ですが、最もオススメしたいのは、鉄道会社が駅などで配布している沿線のハイキングパンフレットです。

鉄道会社発行のハイキングパンフを入手

たいていのパンフレットには、コースや途中のポイント、トイレの所在地、所要時間(もちろん歩いた場合の)、最寄り駅などハイキングを行う上で必要な情報が記入されています。地図が読めるということは、トレランを行う上で必須の知識ですが、山野地図に縁遠い方には見方、読み方がわからないでしょう。これらの地図は、地図に親しんでいない方にも分かりやすく表現していますから、地図読みの入門用としても適当です。