ベルリン中がスタジアム

スタートの合図に歓声
ティアガルテンの中央にそびえる戦勝記念塔
バンドによる応援はひきもきらず
行く手行く手に教会の尖塔が現れていい目印になる
参加者いっぱい、緑もいっぱい、観るものいっぱい、応援もいっぱい、感動もいっぱい
今年2008年のベルリンは最高の天気。暑くなく、寒くなく、ランナーも観戦者もみんなウキウキしていたようです。まるでベルリン全体がサッカー大会の会場になったよう。ドラム、笛、ホーンの響きはスタートからゴールまで途切れることなく、1kmあたり2、3バンドはあろうかという演奏(それもジャズ、ラテン、ブラス、クラシックに和太鼓まで)と、女性や子供たちによるソースパンをヘラで叩いての叱咤激励がランナーを後押ししました。

コース途中で応援する恋人を見つけたランナーは、熱い抱擁と濃厚なキッス、次々の待ち受ける子供たちのハイタッチ。ベルリンといわず、ヨーロッパ中のランナーが出場を楽しみにしている大会であることを実感しました。

ベルリンマラソン2008のエントリー数は44,680人。うち外国人が21,113人(107カ国)とまさしく国際大会そのものです。大会は、9月3日前からのエキスポ、前日のモーニングランやインラインスケートレースなどと合わせ幅広い内容を持っており、ベルリンを上げての大イベントになっています。

そういえば、ベルリンの道路は駐車場を兼ねていて、前々日にコースの下見をしたときには、ほとんどの道路の両側、場所によっては中央分離帯も駐車する自動車で埋まっていたのですが、レース当日にはどこに消えたのか、きれいさっぱりと車の姿は消えていました。ドライバーにとって大会は迷惑と思いますが、タクシーの運転手も「何歳だ? 何時間で走るんだ? 幸運を祈る」と応援してくれます。宿泊ホテルでもランナーのための特別メニューを用意。

 そしてさすがに女性首相のお国柄でしょうか、シニア女性だけのジャズバンド、ランナーにもシニア女性の参加者の多さが印象に残りました。欧州には30代、40代の女性選手、ママさん選手が多数いますが、そのベースにはこうした女性アスリートの層があるのだと思われます。

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