「オデッセイ パット ラボ」とはなんぞや?

今年2009年7月からスタートしている「ODYSSEY PUTT LAB」(オデッセイ パット ラボ)
体験!クラブフィッティングキャロウェイ編」では、キャロウェイゴルフのクラブフィッティングについて紹介しました。今回は3回に分け、今年2009年7月からスタートしているパターのフィッティング、「ODYSSEY PUTT LAB」(オデッセイ パット ラボ)について紹介します。場所は同じく、港区白金台のキャロウェイパフォーマンスセンターです。

「ODYSSEY PUTT LAB」は軌道や打点位置などを計測。ゴルファーのパッティング傾向を分析できるパッティング計測器「SAMパットラボ」(Science & Motion )を使って他のクラブと同様、選任のフィッティングスペシャリストが豊富なバリエーションが揃うオデッセイパターから、パッティング傾向に合った最適な1本を選ぶというものです。

それに先立って約4年前、ガイドはオデッセイパターセミナーを受講しました。パターは、スコアアップの要であり、また多種多様な形状があります。他クラブに比べて、その選び方はむしろ難しいともいえますが、多くのゴルファーは単なる好みで選びがち。または、ゴルフショップ備え付けのパターマットで、よくカップインする、打ちやすいといった理由で購入に至ることも多いのではないかと思います。オデッセイパターセミナーでの講習では、そうしたパター選びをより根拠を持って論理的に出来るような、いくつかのノウハウを紹介してもらいました。

パターも他のクラブ同様、自分のパッティングの傾向などにマッチするクラブを選ぶべきだとガイドは思います。現状では、パター選びのノウハウはまだまだ一般的とは言えません。

パターのフィッティングとしては、画期的な「ODYSSEY PUTT LAB」のフィッティングをガイドが実際に学んだオデッセイパターセミナーの内容を解説しながら、紹介していきたいと思います。多くの方のパター選び、パット数減に大いに役立つはずです。

>>次は、距離感について>>

パッティングで大切なことは、距離感

4月に発売されたばかりのNEWモデル「Black series ix」。L字型マレットの#9は、石川遼選手など多くのプロが使用。インサートは硬めで、打球音は高い
当サイトでも何度か紹介したように、パッティングの成否を決める重要な要素が、距離感と方向性です。

パッティングで大切なことは?と聞かれると、アドレスであったり、ライン読みであったり、芯で打つことであったり、スムーズなストロークであったりと色々な意見が出てくると思いますが、それらは大抵、良い距離感か方向性を求めるために有効なことです。

その中でも最も重要と考えられるのは距離感。パッティングで距離感を出すためには、プレーヤーの「このくらいかな?」という距離の感覚をパターを使ってボールに伝えなければなりません。そのゴルファーの持つ距離の感覚は、打球感、打球音にも大きく左右されるという側面を持っています。打った音が高く大きい時、また打った感触が強く硬いとき、ボールは強く出る感じがします。ゴルファーはそのような場合、無意識にインパクトを弱くします。

逆に、打った音が低く、打った感じが軟らかな時は、ゴルファーは通常、無意識に強くインパクト使用とする傾向があります。

こうした打球感や打球音に大きな影響を与えるのが、フェース面の素材。パターでは単一素材で成型されフェース面と他の部分が同じものも少なくありませんが、オデッセイの場合は、硬さの異なる素材をフェース面にインサートして、より距離感を出しやすく工夫してあります。

オデッセイパターのインサートの種類は多く、下記の表のように、それぞれ感触や打球音が異なっており、自分のイメージする距離が一番出やすいものを選んでいきます。

インサート種類 打球感 打球音
Black Series 硬い 高め
XG ツアーインサート しっかり やや高め
XGインサート ややソフト やや低め
XGディバインインサート ソフト 低め

打球感と打球音を考える上で、忘れてはならないのがボール。ボールの種類によって打った感触が大きく変わるのは、ゴルファーなら多くの方が経験のあるところでしょう。

特に以前に比べると、最近のゴルフボールのラインナップは構造や性能はもとより、硬さや感触などもそれぞれに特徴があり、複雑になってきている気がします。

「ODYSSEY PUTT LAB」では、キャロウェイのボールはもちろんですが、なんと他メーカーの主要ボールも一通り用意されています。フィッティングを受けるゴルファーが、いつも使用しているボールを使いながら距離感の出しやすいインサートのパターを選んでいくわけです。

好ましい打球音と打球感の、パターとボールの組み合わせが見つかれば、自分の距離感も安定してくるでしょう。

>>次は、低重心パターについて>>

低重心パターで芯にヒット!

低重心パターは、打点が低くなりがちなアマチュアゴルファーによりマッチする
パッティングの距離感を出すためには、パターの芯で打つことも重要。芯を外してしまうと、思っていたほど距離が出ないなどして、距離感にばらつきが生まれます。

常にパターの芯で打つことはそれほど簡単なことではありません。しかし、スイートエリアの広いウッドやアイアンでミスの許容範囲を小さくすることができるように、大型のマレット型パターなど慣性モーメントの大きいパターを使用することで、より芯で打ちやすくすることは可能です。

あまり知られていないですが、大型小型に限らず、パターの形状やネックの形状も重要な役割を果たします。平べったいマレット形状やソールに重量を持たせたデザインの形状、ネックは短いか、あるいはないといった低重心のパターのほうが、より芯でヒットするパットが行いやすいといいます。

少し、マニアックな話です。ボールの直径が21mm。グリーン上でボールは芝に2mm程度沈むので、地面からボールの赤道までは約19mmです。ストロークの際にパターは少し地面から浮きます。プロや上級者でパターは、地面から4~5mm浮きます。一般アマチュアゴルファーだと10mm近く浮くといわれています。つまり、パッティングの動き自体が、パターの芯より下めで打ってしまいやすいといえます。それを補うのが低重心のパターというわけ。

パターの重心がより低い位置にあれば、フェースの下めで当たっても芯にヒットする確率は高まります。ボールの赤道をパターの芯で、きちんと捉えるには、低重心のパターで良く言われるように「低く長く」ストロークするのが良いようです。

余談ですが、以上のような条件を考えると、かなりの重量がネックに配分されているロングネックでは、必然的に高重心となりパターの芯でインパクトしづらくなるといえそうです。ロングネックは、デビュー当時のタイガー・ウッズが使用していたこともあり一時流行しましたが、セミナーでは、いまロングネックを使っているツアープロは誰もいないといわれたものです。

どうしてもクランクネックやロングネックを使いたい場合は、ハンドファーストにインパクトするとよいとアドバイスいただきました。高重心のパターをややダウンブロー気味でインパクトするのは、高重心のアイアンと同様のセオリーで納得できるものがあります。

ガイドの私見ですが、操作性という点では手元寄りの重量が大きいロングネックにも見るべきものがあるはずと考えています。また、一般的なトゥヒール型の形状とフェースバランスを両立させている点も他にはない特徴で、捨てがたい良さがあるのではないかと思います。

>>次は、方向性について>>

パターの形状と方向性との関連

視覚的な打ちやすさを追求したオデッセイ「ホワイトホットXG マークスマン」。ボールに線を入れるゴルファーと相性good!
距離感と同様に重要な方向性に関してもパターの役割は大きいものです。

大型のマレット型パターなど慣性モーメントの大きいパターは、ボールが前へ行こうとする力が強く、方向性の良いパターといえます。また、2ボールパターや「マークスマン」のように、よりラインをイメージしてアライメントしやすいようにデザインを工夫して、方向性を高めているものもあります。前述のように距離感を出す上でも好ましい特性があることもあり、現在、プロを含む多くのゴルファーに愛用されているのもうなづけます。

すぐれた点の多い大型マレット型パターの弱点は、どちらかと言えば鈍感で、フィーリングが出しにくい点ではないかと思います。小ぶりのヘッドのパターやL字型などのパターを愛用するパターには、大型のパターは重く扱いづらい感じがあるかもしれません。

ヘッドの大きさに関わらず、ネックの形状も方向性に影響を及ぼします。シャフトの延長線上よりパターのフェース面が後ろにあるネック形状をオフセットがあると表現します。オフセットのあるパターで、ボール位置を左目に置くと左に引っ掛けやすくなります。逆に、オフセットのないパターでボール位置がスタンスの真ん中あたりだと、右に押し出してしまいがちです。

恐らく、多くのゴルファーが、左右のどちらかにより多く外してしまう傾向があると思います。自分のミスの傾向を抑制するようなネック形状を選ぶことで、カップインの確率を高めることが出来ます。例えば、引っ掛ける事の多いゴルファーには、オフセットのないセンターシャフトのパターなどを使用すると、良い結果がでるでしょう。

前置きが長くなってしまいましたが、次回は、いよいよパッティング計測器「SAM」を使ったパターのフィッティングを紹介します。お楽しみに。



<関連リンク>
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