ルアーフィッシング/ルアーフィッシング関連情報

エギングテクニック「ダート」をマスターしよう!ダートのやり方

エギングテクニック、「ダート」のやり方をマスターしましょう! ここでは、画像でわかりやすく解説! 「ダート」とはエギを横方向に移動させるアクションのことです。イカに対してのアピール力をつけて、もっと釣りを楽しみましょう。

執筆者:中山 一弘

アオリイカを釣るための、エギングの「ダート」とは?

アオリイカを釣るための、エギングの「ダート」とは?


アオリイカを釣るための講座です。今回は、エギングテクニックを学びます!
 
<目次>
 

エギングの「ダート」のやり方を理解する

26番
エギにはダートしやすいタイプとダート幅を抑えたタイプがある。うまく使い分けてダートアクションをマスターしよう
今回はよりアピール力を高めることができる「ダート」のテクニックを解説しよう。

ダートを簡単にいうとエギを横方向に移動させるアクションのことになる。イメージとしては左右に向きを変えながら逃げ惑う小魚という感じだ。基本的にエギはそれ自体がアクションすることはない。しかし、エギを急激に加速させてストップさせると惰性で左右どちらかに向きを変えることができるのだ。

ただし、この動きはエギの種類によって異なる。90度近く大きく頭を振ることができるエギもあれば、ほんの少しだけ向きを変えるものもある。釣具の量販店に行けばたくさんの種類のエギを見ることができるが、中には「ダート専用」「ダート向き」などと注意書きがされている製品がある。こうした製品はダートの幅が大きく、より高いアピールをつけたいときに役に立ってくれるのだ。

ダートの幅が大きければアピール力は高くなるが、混雑している釣り場でアオリイカがプレッシャーを感じているときなどは逆効果になるときもある。そうした場合は、あまり大きなダートをしない製品を使うとすぐに乗ってくることも多々あるのだ。
 
 
これはダートの幅をイメージした図。左が小さいダート、右が大きなダートで、横移動と頭部の回転が違うということを意識すればオーケーだ。

ダート幅の大小の使い分けは経験を積んでもらうしか方法がない。ひとつの方法として、誰もいないような日中の釣り場などでは遠くにいるアオリイカが早くエギを発見できるようにアピール力が高いものを使い、混雑している夜の釣り場ではダート少なめのエギをチョイスするなど、自分なりの定番ローテーションを持つのが良いだろう。それでアオリイカが乗ってくるようなら問題ないが、アタリがあるのに乗らないときや、気配があるのにいまいち反応が悪いときにはダート幅で変化をつけるなど工夫すればよいのだ。
 

ダートアクションをつけるには?

さて、実際にダートアクションをどのように付ければよいかというと、勢いよくロッドを跳ね上げ、ある程度エギが動いたところでストップさせてやればよい。下の図を見てもらえれば分かると思うが、ロッドがストップしたところでエギが左右どちらかに頭を振るはずだ。コツとしてはロッドをストップするときに、ややティップを戻してやる感覚でやるとよい。多少、糸ふけが出るぐらいオーバーにアクションさせるとダートタイプのエギならクルっと向きを変えるはずだ。どのぐらい向きを変えているかは日中にエギが見えるような近場で試してみると分かりやすい。
 
 
この図の左側のようにロッドを勢いよく跳ね上げストップさせる。これを繰り返すことで図の右側のようにエギは上方に移動しながらダートするのだ。

ダートアクションを付けるときは、一回のシャクリで最低で2回はこのアクションをしてやると効果的。最初に左に頭を振ったエギが次のアクションでは右を向く。この動きがアオリイカへのアピールになるからだ。ガイドは一回のシャクリで2回から4回ダートアクションをつけている。4回入れるのは最初は難しいかもしれないが、慣れてくればそれほど苦にならないはずだ。
 
 
ダートアクションを加えたシャクリのイメージ。最低でも2回、できれば3、4回はダートさせられるよう練習しておこう。

また、このアクションをやりやすくするにはタックルにもこだわる必要がある。柔らかいロッドではキビキビとしたアクションが伝わりづらいので、固めのロッドが好ましいのだ。また、ラインは伸びのないPEを選択するのは当然で、ショックリーダーも伸縮度の少ないフロロカーボンを選ぶのが望ましい。さらに人間の手首にも負担を強いるので、リールを含めてなるべく軽いタックルバランスにすることも大切だ。シャクリオンリーの釣りにくらべるとタックルは高額になってしまうが、アオリイカ釣りをより楽しもうとするなら、この出費も致し方ないと割り切ってしまおう。
 

ノーシャクリ&ダートも釣れるアクション

このアクションはシャクリの途中で行うのが基本。だが、海底スレスレを左右に這うように逃げ惑うエギを演出するのもテクニックのひとつ。やり方はロッドを下げたまま、手前、またはロッドを横にピッピッピッと動かしてやるだけだ。実際にはラインの状態や足場の高さがあるので海底からは結構浮き上がっているが、底を意識しているイカに対してアピール力があるやり方になる。周りがビシビシシャクっているような混雑している釣り場などでも、他のエギと違った動きになるのでかなり効果的だ。

ダートアクションは日中のエギングでは高い効果があるテクニックだ。最初は大変かも知れないが、一回マスターしてしまえば問題ないはず。シャクリオンリーに比べ、体力も使うがよりスポーティーに楽しめるうえ、使い方次第で釣果も伸びるのでぜひぜひモノにしてほしい。

【関連記事】
【関連リンク】
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でルアーフィッシング関連の商品を見るAmazon でルアーフィッシング関連の商品を見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます