NOJI MIKIKO
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●野地美樹子 |
◇表現したいものについて
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小さい頃から何にでも興味を持ち、挑戦することがとにかく大好き。一つのことだけではもの足りず、あれもこれもと欲張りなのだ。芸大のデザイン科に入学して、大学院を修了するまでの6年の間にも、絵画だけに留まらず、舞台芸術やホームページ制作など、様々なことに挑戦してきた。自身の作品においても、一つのテーマに限定ぜす、いくつかの題材(樹木 ・野菜 果物 花・イス・封刻 ...)をシリーズに分けて描いてきた。私自身の日常をとりまく、いきいきとしたあるがままを、正面から堂々と、時にはユーモアを加えながら描いていきたい。
◇自分の作品について
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―樹木シリーズ―
数百年もの間、どっしりと根を伸ばし生きてきた巨樹、悠然とそびえ立つ森の樹木。人間は自然という壮大な生命の歴史の中に生きているのだ。樹の持つ生命力、神的な美しさ、とりまく空気、時間、生き物、そうしたものを表現したい。
―イスシリーズ―
通り過ぎてゆく日常生活の中で出会った人、見つめたもの、残像、そうした何気ないひとこまを、クローズアップして切り取り、四角いイス(テーブル)の上に浮かび上がらせる。物の形をディフォルメすることで、現実と非現実の間を行ったり来たりするような、不思議な空間を表現したい。画面の形を歪ませるなど、遊び心を加え、温かさ、愛着を感じる作品づくりを目指している。
◇いま関心のあること
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やっぱり結婚かな?来年26だし。あれもこれもと欲張りだから、やぱっり女であるからには結婚して家庭も持ちたい!子供も産みたい!私を応援してくれる人達の中には、「君には、普通に結婚とかしないで、バリバリ30過ぎてもやってほしいよね」なんて言う。もちろん表現者を止めるつもりはない。バリバリやって行きたい。 でも、話し相手は金魚だけ...なんてことにはなりたくないよね。時間は無限にはない。だからこそ、与えられた時間のなかで、思う存分自己流を突き通していけたな~と思っている。
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