本場で食べたいアメリカ料理

「ザ・カウンター」では、自分だけのオリジナルバーガーを作ることができる

LA発の「ザ・カウンター」では、自分だけのオリジナルバーガーを作ることができる

旅行に行ったら、やはりその土地ならではのものが食べたいですよね! 中国なら中華料理、フランスならフランス料理……、アメリカなら「アメリカ料理」。ここでは、ハンバーガー、ホットドック、ピザ、カリフォルニアロール、ステーキなどのアメリカのどこでも食べられる典型的な料理と「ニューヨークチーズケーキ」など地名が名前に含まれるご当地グルメ、そして家庭料理をご紹介します。

<目次>  

アメリカ料理とは?その特徴

移民の国アメリカ。そのためアメリカ料理は、様々な文化がミックスして出来上がったものがほとんどで、主にヨーロッパやアフリカの料理から派生しています。最も有名なアメリカ料理ハンバーガーも、ドイツ料理のハンバーグをアメリカでパンに挟み、誕生しました。

次に、その代表的なメニューを紹介していきます。
 

1.巨大ハンバーガー

レストランでオーダーしたオニオンリング入りハンバーガー

レストランでオーダーしたオニオンリング入りハンバーガー

アメリカの料理と言って一番に思いつくのは、ハンバーガーではないでしょうか。アメリカのハンバーガーはとても大きく、普通サイズで日本のハンバーガーの2倍ぐらいあります。具は、ハンバーグ、トマト、レタス、玉ねぎ、ピクルスが一般的。パンとお肉はとても厚く、大きさも日本のものより2周りぐらい大きいです! 入っている野菜も量が多く、一口で上から下までガブリとやるわけにはいかないほどのボリューム。日本人女性なら、2人で1つでも十分。男性でも1つ全部は多いかもしれません。
ハンバーガー

最近、アメリカでは、高級バーガーショップが増えてきた

また、ハンバーガーをセットで頼むと必ず大量のフレンチフライズが付いてきます。フレンチフライズとは、フライドポテトのこと。このポテトの1つ1つのピースもハンバーガー同様巨大。フレンチフライズには、塩味が付いていますが、さらにケチャップをつけて食べるのがアメリカ流です。

ファーストフードのハンバーガーも美味しいですが、レストランのハンバーガーはさらに1ランク上の美味しさ。こだわりの食材を使っていたり、中に入れる具が選べたり、ファーストフードでは味わえない工夫がされています。
 

2.ハンバーガーと並んで有名なホットドック

巨大ホットドッグは、ソーセージの太さが違う!

巨大ホットドッグは、ソーセージの太さが違う!

ハンバーガーと並ぶアメリカングルメ、ホットドック。ホットドッグ専門のお店は少ないですが、ほとんどのファーストフード店で購入できます。また、町中にあるフードスタンド(出店の様なもの)や、フードトラック、イベント時の出店では最もポピュラーな食べ物! ガソリンスタンドのフードコーナーでも必ずホットドックが売られています。

ホットドッグに使用されるパンのサイズはどこでもほぼ同じで、日本のホットドックと比べてもさほど変わりはありません。しかし、ボリュームのあるホットドッグはソーセージの大きさが違います。大きなバナナ以上の太さがあるのです。日本のものと比べると……うまい棒よりも大きい! 小さい頃に使ったリレーのバトンぐらいでしょうか。それに加えて玉ねぎやピクルスなどが入っています。

ケチャップやマスタードはセルフサービスのコーナーにあるので、味付けは基本的にお好みでどうぞ!
 

3.デリバリーの定番、ピザ

ピザの上にフレッシュな野菜が乗っているのは、カリフォルニアスタイル

ピザの上にフレッシュな野菜が乗っているのは、カリフォルニアスタイル

ピザもハンバーガー、ホットドッグと並ぶアメリカの定番ファーストフード。ハンバーガーショップ同様、ピザ屋さんは街中にあふれています。

アメリカピザの特徴は、イタリアのピザに比べて生地が厚く、具が多いこと。ドミノピザやピザハットなど、日本でもおなじみのピザ屋さんはアメリカ発祥のものなので、日本のピザはアメリカのピザにとても近い印象です。

「宅配ピザ」はアメリカで始められたサービスで、個人宅やオフィス、ホテルの部屋などどこにでも持ってきてくれます。そのため、アメリカではモーテルやホテルの部屋に、近くのピザ屋さんの広告が置かれているところも多いです。

また、ピザはパーティなどでも定番の料理。ピザ屋さんに注文したり、冷凍ピザを買ってきて、オーブンで焼き上げたりします。

シカゴでは、お皿の様な深いピザ生地にチーズや具を入れて焼く、ディープディッシュピザが一般的。他の地域では、普通のスタイルのピザとこのディープディッシュスタイルのものと両方売っているところが多いです。また、カリフォルニスタイルのピザには、焼き上げたピザの上にルッコラやスピナッチなどのフレッシュベジタブルがトッピングされています。
 

4.細長い形をしたサブマリンサンドウィッチ

サブマリンサンドウィッチはカフェメニューの定番

サブマリンサンドウィッチはカフェメニューの定番

サブマリンサンドウィッチとは、日本でもおなじみのサンドウィッチチェーン店サブウェイで提供されているような、細長い形をしているサンドウィッチのこと。

ハムやローストビーフと言ったお肉と、トマト、キュウリ、ピーマン、玉ねぎ、レタス、ピクルス、オリーブなどの野菜、それに酢やマスタード、マヨネーズで味付けされています。ハンバーガーと比べると、量はあまり変わりませんが、野菜が多く、お肉が少ないため、とてもヘルシー!

サブウェイを例に取ってみるとお肉は、ハムやローストビーフ、ローストポーク、ターキーなど約7種類、パンは、ウィート、ホワイト、セサミ、ハニーオーツ、イタリアンハーブ&チーズ、イタリアン、ハラペーニョなどから選ぶことができます。
サブウェイでは、大量オーダー用のトレイが準備されている

サブウェイでは、大量オーダー用のトレイが準備されている

サンドウィッチは、ピザ同様、家庭やオフィス、学校などのパーティにおける定番料理。その際は、何メートルもある長いサンドウィッチが用意されることもあります。
 

5.厚くて赤いジューシーなステーキ

フード

2人前用の巨大ステーキ

やっぱりアメリカで食べたいのが、分厚いステーキ! お肉の種類としては、ヒレ、サーロイン、リブアイなどが人気。片側にヒレ肉、もう片側にロース肉が付いたT字型の骨が入っているT-ボーンステーキも有名です。

日本ではファミレスでもステーキハウスでも、タレなどで味付けされて出てくることが多いですが、アメリカでは味付けなしで提供されるのが一般的。テーブルに塩、コショウがあるので、それを自分でかけて、好みの味付けでいただきます。
 
厚さ5cm以上のステーキ

ヒレステーキは、厚く切られているのが一般的

ステーキの付け合わせは、ポテトが定番。注文時に、ステーキの焼き方と同時にポテト料理の種類を聞かれます。一般的なものは、ジャガイモをそのままオーブンで焼いたベイクドポテト、サイズの大きなフレンチフライズ、みじん切りしたポテトを小判状にしてたっぷりの油で焼いた(揚げた)ハッシュドブラウン、そしてゆでたジャガイモをつぶしたマッシュポテトの4種類。

最もポピュラーなのはマッシュポテトで、様々な料理のサイドディッシュとして親しまれています。また、家庭でも簡単に作ることができる、水と混ぜるだけの「マッシュポテトの素」なども売られています。
 

6.やはり外せないフライドチキン

ファーストフード、レストラン、ビュッフェ、パーティ、どこでも食べられるフライドチキン

ファーストフード、レストラン、ビュッフェ、パーティ、どこでも食べられるフライドチキン

フライドチキンもアメリカファーストフードの定番。日本でおなじみのケンタッキーフライドチキン以外にも、たくさんのチェーン店があります。塩コショウやチリなどで下味をつけた鶏肉を揚げたもので、フレンチフライズとビスケットがセットで出されます。

ファーストフード店以外にレストランでもお決まりのメニュー。また、ポットラックパーティなどでは、必ず誰かが持ってくる食べ物です。ちなみに最近日本で定着している、クリスマスにフライドチキンという文化はありません……。
 

7.レタスにホワイトドレッシングのシーザーサラダ

アメリカ料理の定番。シーザーサラダ、カリフォルニアスタイルピザ&ステーキ

アメリカ料理の定番。シーザーサラダ、カリフォルニアスタイルピザ&ステーキ

アメリカで最も人気のあるレタスをベースにしたサラダ。オリーブオイル、酢、レモン汁、黒コショウ、塩、ニンニクを混ぜた白い酸味のあるドレッシングとレタスを和えたものに、パルメザンチーズとクルトンがトッピングされています。

アメリカのどんなレストランでもメニューに載っていますし、ビュッフェやサラダバーなどにも必ずある定番中の定番。パルメザンチーズとクルトン以外に、鶏肉やサーモン、海老などをトッピングできるレストランがたくさんあります。
 

8.食材のうまみが詰まったチャウダー

アメリカで最も愛されているスープ

アメリカで最も愛されているスープ

チャウダーとは魚介類とコーン、ジャガイモなどが入った白いクリームスープで、二枚貝が入ったものをクラムチャウダーと呼びます。発祥はアメリカ東海岸ですが、現在では全米中で食べられている、アメリカで最もポピュラーなスープ。

日本の定番スープと言えば、コーンスープやコンソメスープですが、アメリカではこのチャウダー! レストランのメニューに「シェフおすすめ」や「本日のスペシャルスープ」がある場合、チャウダーの確率が80%以上。2種類しかスープがない場合も、1種類は必ずチャウダーと言った感じです。チャウダーにはクラッカーを入れて食べることが多く、レストランでは必ず一緒に出されます。
 

アメリカ各地のご当地メニュー・郷土料理

場所の名前が付けられている料理や、特定の地域だけで食べられている料理はアメリカにもたくさんあります。

他の国の料理から派生したご当地メニューを単に分類すると、ボストン風ベイクドビーンズに代表されるようなニューイングランド料理、ディープフライドチキンなどの南部料理やソウルフード、ジャンバラヤなどのケイジャン料理やクレオール料理、タコスやサルサなどのメキシコの影響の強いテックスメックス料理、そしてカリフォルニアロールに代表されるカリフォルニア料理があります。そんなご当地メニューをいくつかご紹介します。

 

1.アメリカの創作寿司、カリフォルニアロール

カリフォルニアの創作寿司。カリフォルニアロールとその他のロール

カリフォルニアの創作寿司。カリフォルニアロールとその他のロール

最近日本でもかなり認知されてきて、回転寿司などでも出されることも多くなったカリフォルニアロール。これは、名前のごとくカリフォルニアで生まれた巻き寿司のこと。中身はアボガドとカニカマ、キュウリで、のりが内巻きされています。外側には、ゴマやびっこがまぶされていることが多いのも特徴。

日本で知られているのは、カリフォルニアロール1種類ですが、アメリカには同じような種類の“なんとかロール”という創作寿司がたくさんあります。カリフォルニアロールの上に、マグロ、サーモン、アボガドなどをのせた色鮮やかなレインボーロール、アボガドやアナゴ、ウナギなどを乗せたドラゴンロールなどは、どこのお寿司屋さんにもある定番。

カリフォルニアロール系は、完全にアメリカ文化に根付いていて、お寿司屋さん以外でも、スーパーマーケットのお総菜コーナーなどでも販売されています。また、日系のビュッフェやチャイニーズ系ビュッフェなどでも食べることができます。
 

2.濃厚なニューヨークチーズケーキ

濃厚なチーズケーキにたっぷりの生クリームをかけて食べます

濃厚なチーズケーキにたっぷりの生クリームをかけて食べます

ニューヨークチーズケーキとは、表面を焦げ目がつくまで焼いたベイクドチーズケーキの一種で、一般的にクリームチーズが全体の50%以上入っているケーキ。ヨーロッパからアメリカ東海岸に移り住んだユダヤ人が食べていたお菓子であったため、ニューヨークチーズケーキと呼ばれるようになりました。

クリームチーズの割合が高いので、味は濃厚! 他にも、サワークリームや卵、砂糖がたっぷり使われています。また、ケーキ型の底にはビスケットやクッキー、クラッカーなどが厚めに敷かれているのも特徴。

アメリカでチーズケーキと言えば、このスタイルのものがほとんど。濃厚な甘いチーズケーキの上に、さらにたっぷりの生クリームなどをのせて味わうのもアメリカスタイルです。
 

3.すっぱ辛いバッファローウィング

バッファローウイングと付け合わせのセロリ&ドレッシング

バッファローウイングと付け合わせのセロリ&ドレッシング

バッファローウィングとは、バッファローのお肉ではなくて、アメリカのニューヨーク州バッファロー発祥のとてもポピュラーなお酒のおつまみ。鶏の手羽を揚げたものにすっぱ辛いソースを絡めたもので、付け合わせにブルーチーズのドレッシングとセロリが一緒にサーブされます。

付け合わせのブルードレッシングはセロリにつけるためのものではなく、お肉につけるためのもの。お肉がすっぱ辛いので、ドレッシングで辛さを和らげて食べるのです。それでも辛いので、ついつい手元にあるお酒をグビグビ飲んでしまう……。そんなところに、バッファローウィングがメインディッシュではなく、前菜に分類される理由があるよう。
 

4.パエリアに似たごはん料理、ジャンバラヤ

最近日本のファミレスにもありますよね!

最近は日本のファミレスでもお馴染み!

ルイジアナ州ニューオーリンズ周辺で食べられているケイジャン料理やクレオール料理の1つ。最近では、アメリカの他の地域でも食べることができます。ヨーロッパの文化がミックスされた料理で、スパイスのきいた少し辛めの炊き込みご飯と言った感じです。お米を玉ねぎやセロリ、鶏肉などと一緒に煮込んだものでスペインのパエリアに非常によく似ています。

クレオール料理のジャンバラヤは、レッドジャンバラヤとも呼ばれ、トマトやトマトソースで味付けされていて、見た目が赤くなっています。シーフードを入れることもあります。ケイジャン料理のジャンバラヤは、トマトソースを入れず、ルーで味をつけるため茶色い色をしています。
 

5.ヨーロッパの文化がミックスされたスープ、ガンボ

ルイジアナ州周辺の定番スープ

ルイジアナ州周辺の定番スープ

ジャンバラヤ同様ルイジアナ州発祥のスペインやフランスの食文化をミックスしたスープ。ルイジアナ州の他、テキサス州、ミシシッピ州、アラバマ州などで食べられていますが、ガイドが住んでいるロサンゼルスでは、あまりポピュラーではありませんが、専門店に行けば食べることができます。

ガンボとは、元々アフリカ原産のオクラのことを意味し、料理はとろみのあるスープになっています。お肉やシーフードとセロリ、玉ねぎ、ピーマンなどの野菜を煮込んで作ります。調味料にはコショウや唐辛子が入っていて、ピリ辛。出来上がったら、カレーライスのように、お米にかけていただきます。
 

アメリカの家庭料理

上でご紹介したハンバーガーやステーキ、フライドチキンなどは、アメリカの家庭料理の定番でもあります。他には、アメリカの家には、どこでも大きなオーブンがあるのでオーブン料理も家庭料理の1つのジャンル。その中からここでは、ミートローフとターキーの丸焼きをご紹介。
 

1.日本のハンバーグに近いミートローフ

ミートローフは、ハンバーグの具をパウンドケーキのような長方形の鉄板に入れてオーブンで焼いたもの。一般的には牛肉に卵や玉ねぎなどを入れて作りますが、家庭によって豚肉や他の野菜を入れて作ることもあります。ソースは、お肉ベースのグレイビーソースをかけることが多いです。ほとんどのファミレスのメニューにもあります。
 

2.サンクスギビングの定番!ターキーの丸焼き

フード

サンクスギビングには、家族が集まり巨大ターキーを焼く

11月の終わりのサンクスギビング。その日、アメリカではターキーを食べる習慣があります。ターキーは、内臓を処理した状態で販売されていて、その中にセロリや人参、玉ねぎなどの野菜とクルトン、ハーブなどを入れ、外側にはガーリックやペッパーなどを刷り込み味付けをします。

ターキーには、グレービーソースやクランベリーソースがかけられ、マッシュポテトとビーンズなどの野菜と一緒にサーブされるのが一般的。サンクスギビングの日は、レストランでもサンクスギビングディナーを食べることができます。
 

日本と違うファーストフード店におけるドリンクの仕組み

基本的にドリンクは飲み放題

基本的にドリンクは飲み放題

最後に日本と違うファーストフード店の仕組みを1つご紹介。それは、ドリンクがお代わり自由と言うこと! ファーストフード店でドリンクを注文すると、日本のLより大きなMサイズのカップを渡されます。そのカップを持ってドリンクのコーナーに行き、自分で好きなものを注ぐ、ドリンクバーシステム。何度でも、ドリンクの種類を変えてもOK。もちろん最後にお持ち帰りもできてしまいます。
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