『オフサイド・ガールズ』ジャファル・パナヒ監督インタビュー

『オフサイド・ガールズ』ジャファル・パナヒ監督インタビュー

ジャファル・パナヒ
Jafar Panahi
1960年、イランのミアネー生まれ。テヘランで映画製作を学び、アッバス・キアロスタミ監督作『オリーブの林をぬけて』(1994年)で助監督となる。長編監督デビュー作の『白い風船』(1995年)でカンヌ映画祭新人賞を受賞。素人を起用したドキュメンタリータッチの手法でリアルにみせるのが特徴。

受賞については本文にて。

ベルリン映画祭銀熊賞(=審査員特別賞)受賞! これまでのイラン映画のイメージとは一線を画す、社会派映画でありながら、ほのぼのと陽気で心温まる映画が公開になります。

中東で唯一宗教の異なる国イラン。イスラム原理主義政権であるイランでは、公共の場所で男女が一緒を禁じる規制がいろいろとあって、競技場で女性のサッカー観戦がNGなのも、規制のひとつ。 そのことを背景に、サッカー観戦をすべく男装してもぐりこむ少女たちを描きました。

サッカーの試合中に撮影をしながら、サッカーシーンが登場しない、それなのにサッカーの興奮が伝わってくる、そんな映画が成り立つことが想像できますか? それを成し遂げたのがジャファル・パナヒ監督です。

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私の映画のテーマは「社会における規制」です。
検閲のルールを守りつつ、いかに作家性をだすか、自分の撮りたいものを撮るか。
自分が作品に満足しているかどうか、それが重要。
ジャファル・パナヒ監督

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世界三大映画祭を制覇したジャファル・パナヒ監督。長編監督デビュー作の『白い風船』でカンヌ映画祭の新人賞。続く『チャドルと生きる』ではベネチア映画祭金獅子賞(=グランプリ)に輝き、本作でベルリン映画祭銀熊賞(=審査員特別賞)を受賞しているというのにイラン本国では劇場公開されていないのだ。

■ストーリー■
2006年のイラン。ドイツワールドカップへの出場をかけての試合がテヘランのアザディ・スタジアムで開かれようとしていた。対戦国はバーレーン。国を上げて盛り上がっている大一番な試合を、なんとか生で観たいと願う少女たちがいた。彼女たちは、男装をしてスタジアムにもぐりこんだのだが、あえなく捕まってしまい……。

女性のサッカー観戦禁止、世界三大映画祭で受賞したのに国内の公開不可。日本の女性からは「どうして?」という声が聞こえそう。でも、それがイランという文化・思想を抑制するお国柄なのだから……。そのようなことも含めて、来日された監督に映画『オフサイド・ガールズ』を語っていただきました。

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『オフサイド・ガールズ』ジャファル・パナヒ監督インタビュー『オフサイド・ガールズ』
[OFFSIDE]
2007年9月1日[土]から日比谷シャンテ シネほか全国順次ロードショー
監督・共同脚本・製作・編集:ジャファル・パナヒ
出演:シマ・モバラク・シャヒ、サファル・サマンダールほか
2006年/イラン/1時間32分/
配給:エスパース・サロウ
公式サイト:http://www.espace-sarou.co.jp/offside/

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Interview with Jafar Panahi on [OFFSIDE]